新潟に送りつけたディップメータが今日到着しました。
35年ぶりに御開帳となったディップメータ。
期待通りに動作してくれるのでしょうか。
早速、動作確認という神聖なる儀式のはじまりです。
リーダー電子のディップメーター「LDM-815」は、
1.5 ~ 250 MHzの周波数を6バンド分割で測定可能です。
CQ 出版の「グリッドディップ・メーターの使い方」(茨木悟 著)も一緒に送っていたので、
昔を懐かしみながらこの本で基礎からお勉強です。
初版が昭和37年なんて古い、古い。
内容も真空管の回路で説明しているし。。。
とはいっても、無線技術はパソコンと違って枯れた技術なので構わないけど。
「・・・グリッド電流が共振点だけでディップする・・・」
これが「グリッドディップ・メーター」のはじまりなわけで、ここは真空管の回路でお勉強した方が分かりやすいかも。。。
余り使ってなかったのか、それとも大事に使っていたのか。
今となっては覚えてませんが、付属品のコイルも全て揃っているし、時代を感じさせないくらいの美品です。
さて、それでは動作確認をするとしましょう。
FCZ コイルの 3.5 MHz (10S)に 220pF を下の写真のように接続してディップ点を探してみます。
コンデンサの足は切らずに長いままでコイルの足(3本側の両端)に半田付けします。
ディップメータ側のコイルをコンデンサの両端の足の間に差し込み、ディップメータのダイヤルを回してディップ点を探します。
静止画だと分かりづらいですが、B バンドの 3.5 付近でメータは 0.8 から 0.6 にディップすることが確認できました。
35年ぶりに息を吹き返した瞬間です。
やれやれ。
ホントはディップメーターを持っていたことさえもすっかり忘れていて・・・
今じゃ中古を探すか自分で作る以外に手に入れる方法はないので、過去からの贈りものに感謝です。
------------2016/12/29 追記 ------------
グリッドディップメータについて詳しく解説されているウェブサイト