UV-K5 に Firmware-IJV を書き込んでみました。
現在、私は3台の UV シリーズの中華無線機を持っています。そして、それぞれに異なるファームウェアを入れて、広帯域受信機として使いながら、受信の楽しみを広げています。
1台目
国内で非常に評価が高く、多くの人が選ぶと思われる WEBOO さんがカスタマイズしたファームウェアを書き込んでいます。このファームウェアを使うことで、無線機の基本性能が格段に向上し、さらに操作性も大きく改善されました。
2台目
パソコンからリモート操作が可能になる「Quansheng Dock」専用のファームウェアを導入しています。これで、パソコンを通じて UV 無線機を操作できるようになるので、活用の幅が広がることが期待できます。
3台目
そして、今回、3台目の UV-K5 に「Firmware-IJV」と呼ばれるファームウェアを書き込んでみました。このファームウェアは、世界中のハムたちから高い評価を受けているもので、更新頻度も高く、操作マニュアルも充実しています。公式サイトに掲載されている「UV-K5-IJV MANUAL」は、英語で記述されていますが、Google 翻訳を用いれば容易に理解できるため、言語の壁を感じることなく利用できます。
Firmware-IJV は、SSB や CW といった通信モードに対応しており、AM 受信の質の向上や、特定の範囲内での周波数スキャン機能が搭載されているなど、受信を楽しむ方々からも好評を得ています。
このファームウェアと専用の書き込みソフト「K5PROG」は、公式サイトからダウンロード可能です。K5PROGは、ファームウェアのインストールだけでなく、無線機の初期設定やデータのバックアップも行えるため、いつでも無線機を元の状態に戻すことができる安心感を提供しています。公式サイトでは、新しいファームウェアを導入する前に現在の無線機の状態をバックアップすることを推奨しています。
FIRMWARE-IJV (2024/02/01 V2.9R5)
K5PROG_WIN-VI.26 _IJV
公式サイトのリンク先から、「FIRMWARE-IJV」と「K5PROG_WIN-V1.26_IVJ」をダウンロードして、 毎度おなじみの「Potable radio update tools」と同じように UV シリーズにファームウェアを書き込みます。
起動画面
※ リセット PTT + EXIT
送信完全禁止(受信専用)
62 Txp EN → OFF
144メガの CW バンドで和文交信をモニタを試みましたが、残念ながら交信中の局はいませんでした。
多くのカスタムファームウェアがありますが、「Firmware-IJV」の機能性には特に魅力を感じています。しかし、このファームウェアは主に送信機能を強化することを目的としており、日本での免許取得が難しいことを考えると、無線機が持つ可能性を存分に活かせないことが残念です。
(番外編)Quansheng 純正のファームウェアに戻すには
様々なファームウェアを試してみたけれど、結局は Quansheng の純正ファームウェアが良かったと感じることもあるかもしれません。そんなとき、公式サイトから必要なファイルをダウンロードすることで、簡単にオリジナルの状態に戻すことができます。
必要なファイルは、公式サイトの下部のリンクからダウンロードできます。
「UV-K5升级固件」8.97MB の RAR ファイルの中に、書き込みソフトやバイナリが同梱されています。
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ということで、ハムの皆さん、そして受信を趣味にしている皆さんも、ぜひ自分の UV シリーズに最適なファームウェアを見つけて、受信の楽しさをさらに広げてみるのは如何でしょうか。