以下は 2024年2月12日 の公式サイトからの情報です。
中華 UV シリーズ対応のリモート操作ソフトウェア「Quansheng Dock」が、バージョン 0.32.11q にアップデートされました。今回のアップデートには、ファームウェアの更新は含まれていません。
アップデート内容
- DTMF のデコードが実装されました。
- スキャン中に XVFO のバーをクリックすると、選択したチャンネルがモニターモードに入ります。
- XVFO のスキャナーウィンドウで受信中のチャンネル情報が表示できます。
- Direwolf が実装されました(この件についてのビデオは近日中に公開予定とのこと)。
Direwolf は、ハムで使用されるソフトウェア無線(SDR)アプリケーションの一つで、特にパケット無線通信で広く使われています。Direwolf は、音声カードを使った高性能なパケットモデムとして機能し、APRS(Automatic Packet Reporting System)などのデジタル通信モードに対応しています。このソフトウェアは、従来のハードウェア TNC の代わりに使用でき、Windows、MacOS、Linux など複数のプラットフォームで動作します。
Direwolf は、高いデコード性能、低遅延、多チャンネルデコード能力など、多くの先進的な機能が提供されています。これにより、効率的にデジタルモードでの運用が可能です。また、Direwolf はオープンソースプロジェクトであり、開発者やユーザーが自由に改良やカスタマイズを行えることも特徴の一つです。
今回のアップデートは、主に送信機能の強化に重点を置いたものであり、広帯域受信機として使用している私にとっては直接的な影響は少ないかもしれません。しかし、細かなバグ修正も含まれている可能性があるため、このようなアップデートもこまめに適用することを心がけています。