JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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430 メガの通信状況 ~2024~

恒例の、東京の 430 メガの通信状況です。(大晦日)
計測条件は、以下のとおりです。

(計測条件)

  • 測定期間:2023/12/31 10:00 ~ 2024/01/01 01:00
  • 周波数:433.000 MHz (メインチャンネル)
  • 無線機:IC-9700(CI-V 利用)
  • 計測ソフトウェア:Trafic Counter for IC-9700 v.0.01(自作)
  • 受信地:調布市
  • アンテナ:8.6 dbi GP(2階の屋根上にルーフタワー)
  • 受信時間:2秒以上の受信を計測
  • 受信入力:S1 以上の入力を計測


今年は <12/31 10:00 ~ 01/01 01:00> の、15時間を調査しました。
昨年までの状況は、カテゴリータグから、ご覧ください。


(集計結果)

(比較分析)

2024年の受信回数は2023年に比べてかなり減少しました(292回 対 448回)。
受信の総時間も2024年には減少しました。
チャンネルの平均占有率も2024年には低下しました。

大晦日1日だけのデータではありますが、昨年と比較すると、430MHz FM メインチャンネルのアマチュア無線の通信量が全体的に減少したことがわかります。この減少は、利用者の行動の変化、ネットなどの代替通信の利用増加、その他の外部要因など、さまざまな要因によるものかもしれません。

 

■ ■ ■

 

今年も大晦日にテレビを見ないというのが、我が家の新たな伝統になりつつあります。観たいと思う番組が少なくなったのは、昨年と変わりません。このままでは、2024年 のテレビの稼働率も昨年と同様に低いままでしょう。

テレビの視聴率が下がる一方で、アマチュア無線の活動も低迷しています。昨年に引き続き、無線の使用者は減少傾向にあり、我々の大切なハムという趣味も危機に瀕しているように思えます。

明日からの QSO パーティについても、昨年と同じく、多くの方が新年早々に目標を達成し、活動を終えると予想しています。ハムの運用の世界でも、変化を迫られている現状が感じられます。

子どもの頃は、大晦日や正月の楽しみはテレビでしたが、今やインターネットがその役割を担っています。情報が氾濫する時代において、テレビがかつてのような存在感を放つのは難しいかもしれません。

私自身は、インターネットの利用は変わらず多いですが、アマチュア無線という古き良き趣味を続けることで、バランスを取ろうと思います。そして何より、和文電信を聞くということは、私にとっては大切な時間ですから。

2024 年も変わらぬご愛読をお願いいたします。