今年も「Maker Faire Tokyo 2015」に行ってきました。
会場はハムフェアと同じ、東京ビックサイトの西4ホールで、
私はイベント初日の土曜日に行きましたが、
ホール中が人、人、人で埋め尽くされているという盛況ぶりで、
ただ、ただ驚くばかり。。。
ハムフェアもこのくらい盛況ならと思いながら、
人の波に揉まれながらのブース回りとなりました。
それでは、夏休みの絵日記風に、
撮ってきた写真をつらつらと、綴らせていただきます。
(注)写真が多いので、パケット定額の方はご注意願います。
老若男女を問わないこの賑わい。
この暑さにイベントの熱気も加わって。。。
汗だくになりながら。。。ペットボトル1本分の汗は流れたでしょうか。
イベント会場の入り口で必ず貰えるという、お決まりのパンフレット。
この小さなシールは、前売りチケット入場者への特典だそうです。
(いつも思うんです。。。こういうシールの使い道。。。)
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販売価格が 49,800円 の3Dプリンタ、ダヴィンチ Jr. 1.0 です。
去年は安い物でもこの倍はしてたはず。
この一年で半値になりました。
3Dプリンタ、もう5万円で買えるようになったんだ。
ダヴィンチ Jr で作った置き物ですが、
触ってみた感じとしては少しザラザラ感はありますが、
なかなかの出来栄えです。
そういえば、
ディアゴスティーニの「週刊 マイ3Dプリンター」って、
どうなっちゃうのかな。
来年の1月まで続くのかな。。。
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Web ブラウザだけでロボットを制御するプログラムが簡単に書ける、「連舞」って何?
ということで、 10分間のセミナーを席に着いて聞くことに。
デモは、ウェブブラウザから、センサーのコンポーネントを線でつないで実行すると、
コミュニケーションロボットの「Sota」が人のために動くという簡単なのもの。
結局、「連舞」って、ロボットを使うための、開発環境だってことが分かりました。
身長28センチのロボット「Sota(ソータ)」。
この可愛い Sota を、「連舞」を使って自由に操るということね。
わたしの場合は、Sota に電鍵でも打たせますか。
Sota 君の価格は 10 万円以下になるそうで、ご購入の際は、ペットショップでは売ってないので気をつけて。。。
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カスタム PC です。
山手線を走る、あの電車をイメージした作品だそうです。
カッコいい GT-R の中に PC が入ってます。
GeForce シリーズで有名な NVIDIA が製作です。
PC-8001 や 9801 の時代では考えられない、お洒落な PC の幕開けです。
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こちらも、3Dプリンタのお店。
3Dプリンタって、印刷機だけど、データが ”3D” なんですよね。
この3Dデータ作るのが難しい。。。
ということで、100,000 以上のデータが共有されてて、自由にダウンロードして使えるそうです。
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Quadcept 社の電子 CAD です。
個人使用なら、タダにするそうです。クラウドに登録されている部品は、な、なんと25万点です。
わたし、KiCadユーザですが、この機会に乗り換えですね。
新潟に戻ったらダウンロードして試用してみます。
(8/6 ユーザ登録だけは済ませました)
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KitMill Qt100
コンパクトさを考慮して開発されたデスクトップ型CNCフライス。
これがあれば、基板の切削なんかも簡単にできそう。
約 20 万円。わかる人には分かるんでしょうね。安いってことが。。。
ここのウェブの CM 観たら、欲しくなっちゃうよね。
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お馴染みの、P板.com
「Arduino CW Keyer」が収まる程度の基板5枚で約2万円。。。
1枚あたり4千円じゃ、チョッと無理。
これだけあれば、完成品を万能基板で2,3個、作れちゃいます。。。
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Arduino のシールド各種。
これだけの種類のシールドがあるってことは、やれることも沢山あるってことで。
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Linino ONEは、ATmega32u4 + Atheros AR9331 の構成で、
Arduino + Linux として動きます。
マイコン界は、進化するの速すぎます!
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seeed のブース。
前にここから、”ロジアナ” 買いました。本拠地は香港です。
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レーザー加工機って、ここまで綺麗に仕上げられるのね。
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マイクロソフト のブース。
Windows 10 IoT とラズパイを使った展示がありました。
わたし「Windows 10 IoT への Wifi サポートの予定はありますか?」
担当者「数日前のリリースからサポートしました」
これは Good な情報です。
あっつい中、こうして足を運んだ甲斐があったと言うもんです。
おお、ホントだ。
Wi-Fi だけでなく、Bluetooth までサポートしてる。
新潟へ戻ったらすぐに試さなきゃ。
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白光で販売している、最も小さな半田ごての「my pen」。
7.5 W です。
綺麗なお姉さんに勧められるまま、
危うく衝動買いするところでした。。。Hi
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PinKit は GR-PEACH に温度センサーが乗ったドーターボードで、
mbed 用.NET Micro Framework で開発します。
Microsoft Azure で、室温データをクラウドに送信してウェブで確認、
みたいなことが簡単にできます。
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詳しい情報は、
「インタフェース誌(2015年7月号)初体験!オール・ソフトウェア無線」
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Trotec 社のレーザー加工機です。
彫刻、カッティング、マーキング用のレーザー加工機です。
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ヤフーが先日発表した「myThings」です。
いろいろなサービスをつなげるプラットフォーム。
下のアイコンのサービス同士をつなげられるプラットフォームで、Yahoo の天気予報サービスから情報取得してスマホに通知したり、雨だったら窓閉めたりとか、そんな便利なことができるみたいです。
IDCF Cloud の利用料は、月額 500円 です。
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Roland の 3D切削加工機「SRM-20」。
大変コンパクトでデスクトップサイズです。
基板を切削できるのか。
こういうの一台あれば、自分で PCB で基板が作れるんですね。
担当者の方にもっと安価なものはないか尋ねたところ、
今年の初めまで販売していた、iModela(アイモデラ) という商品があるとのこと。
今は販売してないので、入手するならヤフオクあたりでしょうか。
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このロボットに、玄関口で「おかえり」って言われたら、怖いねえ~。
女子はスカートはいてるけど、男子は・・・。
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「Blue Ninja」は、CPU、センサー、充放電回路を内蔵した小型 Bluetooth モジュールで、ラジコンカーに、このモジュールを使った展示がありました。
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「Airio」は、東芝の無線 LAN 搭載 SD カード「FlashAir」向けの拡張ボードで、アルコールセンサーと組み合わせて酔い具合を Twitter に呟くガジェット「酔ったー」も展示してました。
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小さなヒト型ロボット「PLEN(プレン)」
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「V-Sido OS」は、人型ロボットを操作するためのソフトウェア。
マウスでリアルタイムにロボットを動かせます。
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夏休みの子供たちが群がってましたが、どんなゲームなのか分かりませんでした。
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おお。今年もお目にかかりました。
去年は2人いた彼女が今年は1人に。。。
この彼女がどこまで地震に耐えられるか、研究しているそうです・・・?
今年の新作だそうです。
手を近づけると、黒いもじゃもじゃの物体が、動き出します。
不気味ですね~。
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オシロスコープのブラウン管に、美しい文字が・・・。
こういうレトロな奴って人気ありますねぇ~
人だかりが凄かった。
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シート式オルガニートです。
ハンドルを回して音を出します。
一般的な小さなオルゴールに比べたらガタイでかいので、結構大きめの音で鳴り響いてました。
わたしもそんな綺麗な音に引き寄せられて・・・写真をパチリ。
このシートの穴の通りにメロディが流れます。
穴の位置が少しでもずれるとメロディが外れてしまうとか。。。
「シート自動穴あけ装置」です。
この開発マシーンで簡単に楽譜シートが作れるそうです。
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「プラモデルによる空想具現化」です。
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カード織りです。
織物初心者でも簡単にテキスタイルバンドが作れるそうです。
一度は挑戦して、自分だけのオリジナル紐、織ってみたいねぇ~。
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海の向こうでは、忍者ブームです。
手裏剣、売れそうです。
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「ダクトファンと推力偏向による飛行」
実際に飛んだところは見てません。
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これも、飛行するものですが、よく分かりません。
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農業をセンサーで管理する「みどりクラウド」。
温度、湿度、CO2濃度などなどを計測してデータを管理。
管理したデータをスマホからも活用できるという、農業の IT 利活用です。
これで、大変な農作業も楽になる・・・?
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ハルロックですね。
主人公の「はるちゃん」は元気かな。
今日は、西餅氏のサイン会もやっていたようです。
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FaBo の各種センサーの展示です。
FaBo のシールドで、IoT ハードウェアの試作速度も加速しそうです。
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「デジタル腕時計」の展示です。
腕時計にしては少し大きいけど、それもご愛嬌です。
それにしても、チップ部品のはんだ付けとは、す・すごい!
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ラズパイにディスプレイとキーボードを追加した、「ノート・ラズパイ」です。
パソコンが 9801 全盛だったころ、わたしも自分だけのノートが作りたくて、あれこれと試行錯誤したことありました。
結局でき上がったのは、少し小さめのデスクトップ PC・・・
ラズパイでノート PC・・・いいね!
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ロボットが2本の指で演奏してました。
マシンによる自動演奏です。
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JavaScript でラズパイ等の GPIO を制御するための、ライブラリの展示でしょうか。
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こちらも、同じ JavaScript です。
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蛍光表示管モジュラー時計。
VFD 表示は、コントラストの強い明るい光を放つので、部屋のインテリアとしても最適です。
いつか作ってみたいね。
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懐かしい PC、富士通の FM7 の中にラズパイです。
こちらはもっと懐かしい、PC-8001 の中にラズパイです。
ファンクションキーも使えるようにしてるとか。
今となってはアンティークな PC も、ラズパイ入れたら息を吹き返すんだ。
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ノート PC のキー入力をそのまま隣りにある PC に伝えて、機械的にキー入力します。
左側の PC のキー入力をどうやっているのか、打鍵部分を見せてくれました。
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IC を使わないコンピュータ「スーパーLチカコンピュータ」。
論理回路が LED で構成されているので、
計算している時に LED が点滅を繰り返します。
チカチカ、チカチカ、LED の点滅が、
わたしの目にはとても眩しく映りました。
「世界初のマイコン4004を使った電卓」
トランジスタもキャンタイプで、その年代の古さが伝わってきます。
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去年と同じ展示です。
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ソフトバンクの人型ロボット「Pepper(ペッパー)」です。
今年の6月に一般向けに販売して話題になりました。
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人型ロボットが多い中、ロボットって感じのロボットです。
親子でしょうか、小さい子供のロボットが可愛いですね。
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こちらもロボットです。賑やかに演奏してました。
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駆け足になりましたが、如何だったでしょうか。
何か気になるモノはありましたか。
かぎりある時間の中で、
全てを回りきれなくて、素敵なことを見落としてきたかもしれません・・・
こういうイベントに参加していつも思うことがあります。
回路に電気を流すことで無限に表現できる電子工作・・・
今も昔も変わらずにワクワクしちゃうなぁ~ってこと。
世の中の様々なモノがインターネットにつながり、
どこからでも自由にアクセスして操作することができます。
ロボットも人型が当たり前の時代になり、
子どもの頃に夢中になった、あのアトムにだって出会えるかも知れません。
ハムを趣味にしている多くは、
この電気で動くモノ全般にわたり興味を持ち、大きな夢と期待を抱くはず・・・
まずは、電子工作を楽しみながら、身近なモノから動かしてみませんか。
何か思わぬ発見があるかもしれません。