Maker Faire Tokyo 2017 の2日目は、東8ホールを中心に回りました。
東8ホール
ロボット、モビリティ、ミュージック&サウンドを愛する maker たちのゾーンです。
写真、ピンボケが多くてごめんなさい。
■ 日本工業大学・滝田研
ロボットカーを操作してミニドッヂビーゲームで遊ぼう
ロボットカーに射出装置を搭載してラジコン操作でフリスビーを飛ばし点数を競うというもの。
■ 株式会社知能機械研究所
EXOS ロボット with Raspberry Pi
駆動輪の向きを変える全方向移動車両型でタイヤが滑らないので坂道も楽々登れます。
Raspberry Pi3 なら WiFi でスマホや PC と接続できます。
新しく開発した、Raspberry Pi 用の 220°の広角で画像が取り込めるマウンター。
■チーム・べゼリー
べゼリー
3Dプリンターで作られた小さなロボット「ベゼリー(Bezelie)」
べゼリーに微笑みかけると顔の画像解析に応じたメッセージと写真をプリントします。
Servo は3個で専用基板でコントロールするみたいです。
キットは、10,200円(+税)でオンライン販売中とのこと。(ラズパイは別)
■ Yoki, Inc.
かわいらしい木製のオープンソースコミュニケーションロボット!
HACOは、Raspberry Pi を搭載したオープンソースなロボット。
会話やダンス、ニュースも教えてくれるそうです。
■ Makeblock
組み立てて動かして、プログラミングを学べる簡単ロボットキット
STEM教育(科学、数学領域に重点をおいた教育)のためのロボット。
Arduino と Raspberry Pi の両方に対応したロボットで、Scratch ベースの独自ソフトで開発するとのこと。
ロボットの動作に必要なコマンドを D&D するだけなので、子どもだけでも遊べちゃいます。
キットは約2万円。
貰ったパンフを見ると「トータル160個を超えるパーツ、80種類を超える機械部品と電子モジュール・・・」とあるので、ロボットを知らない私が、構造を知るにはピッタリのキット。
ん~。欲しいなぁ~、このキット!
■ 近藤科学株式会社
ロボットキット KXR シリーズとサーボモータ
KONDO ロボット、KXR シリーズ。エキスパートを目指す人向けかな。
KRS シリーズのサーボなら ICS なのでボードと双方向で通信できちゃいます。
なので、PC から簡単に USB でコントールできるんだね。
KXR シリーズのキットは外形が共通なので「組換自由」なロボットが作れるそうです。
カメ型から人型へもパーツの組換えだけでできるんだって。
■ 双葉電子工業株式会社
コマンド方式サーボとその採用事例
Arduino ひとつで 40個 のサーボをばらばらに動かす。
双葉電子工業のサーボってコマンド方式だからこんな凄いことが簡単にできちゃう。
それぞれのサーボにユニークな ID を割り振り、シリアル通信するだけ。
Futaba コマンド方式サーボ使用例の展示
■ 京都電創庵
癒し系ロボット研究プロジェクト
懐かしい、SHARP X1。中はラズパイかな?
人が書いた絵を忠実に再現するプロッターロボットで、スマホからデータを送ってプロッタを動かしてました。
7セグ LED の光るアクセサリ「7セグアクセサリ」
厚みはボタン電池が少し飛び出る程度です。それにしても、お洒落です。
■ D's Maker College
"Maker in メーカー" はじめました
Arduino ドローン、重量ありそうだけど・・・飛ぶとこが見たかった。
■ FISH ROBOT LAB
本物そっくりなお魚ロボットたち
写真がピンぼけで、ホンモノそっくりのこだわりが上手く伝えられません。。。
ラジコンできる魚ロボや、自立で泳ぎ回る魚ロボ、癒されました。
■ TKMAN
スマホ連動自販機
スマホで商品を選択して支払いができる自動販売機とのこと。
支払いはビットコインでもできるそうで・・・将来、街中の自販機コーナーに並ぶことを期待してます。
■ 坂井義治
全自動メガネ洗浄ロボ
メガネをセット → 洗剤吹きかけ → 水洗い → エアコンプレッサーで水滴飛ばし。
この動作一連を自動でやってくれるロボットです。
朝の忙い時に、っていうコンセプトなので、あとは超音波洗浄器のような手軽さだけですね。
■ 白金鉱業
MS ゴシック絶対許さんマン
カードの文字、“MSゴシック” を自動識別してアームで拾い上げるロボットです。
“フォント” の違いはディープラーニングで見分けているそうです。
■ いしかわきょーすけ
手のひらサイズペンプロッタ
これらの手のひらサイズペンプロッタは、約3年前から作っているそうです。
筐体はレーザーカットしたアクリル板。
席札を見ると毎月新しいものを作っていることが窺え、凄いの一言に尽きると思います。
この中では、リニアガイドペンプロッタ(一番下の写真に写っている2台)が性能が高いそうです。
■ HERO Consulting
手書き風の手紙をだいひつする Robot
XY プロッタと万年筆などの筆記具を使い、手書き風の文字で手紙を代筆してくれるシステム。
楷書体の筆順は文科省標準に合わせているそうで、ソフト作りが難しいのだとか。
達筆ですね。時にヘタな文字での代筆を依頼されることもあるそうです。
ペン圧を調整できるようになると筆ペンもいけそう。
このシステム、年賀状のあて名書きの強い味方になるね。
■ 山口自動機械
ロボットアーム書道、手乗り二足歩行ロボット
ほんとはロボット剣道大会へ出るために作ってたんだとか。
せっかくだから何か別のこと・・ということで、このロボットを作ったそうです。
達人はなんでも簡単に作っちゃうんだ。スゴ。
手乗り二足歩行ロボット。
足を上げて二足歩行します。
重量は 225g、Arduino と C++ の経験者向けだそうです。
■ ぷらぎあ工房
5指ロボットハンド搭載マジックハンド
Leap Motion(赤外線ステレオカメラ)で指の動きを読み取り、ロボットの5本指が真似をして動きます。
握手してみましたが、結構強い力で驚きました。
各分野で応用ができる夢のあるロボットです。
ラズパイがもっと高性能になると連動してロボットの性能も高くなるので、ホント楽しみな分野です。
■ Partmaton
ミニタチコマ他
昨年は大きなタチコマが展示してありましたが、このミニタチコマも素晴らしい。
多脚戦車はアニメの世界だけかと思ったら、今年は他にも沢山の動く多脚ロボットの展示がありました。
■ ワイ・ディ・シー Lab
ザクタンク師匠
モーションキャプチャで1/32スケールザクタンク師匠を操縦できます。
VR 技術も使っているので、まるで「モビルスーツ」。
ガンダムに夢中になった世代の人なら一度は操縦してみたい、そんなロボットではないでしょうか。
■ OP-Amp ' Roots
RoboCup 小型リーグ用サッカーロボット
ロボットたちが連携してパスやシュートで攻撃、ディフェンスまでもやっちゃいます。
■ 和田永「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」
古い電化製品を使ってオリジナルな楽器を産み出してきたアーティストの和田永さん。
今回は「扇風機」を使った新たな家電楽器を出展です。
この写真では分かりませんが、浴衣を着たお姉さんたちが音楽に合わせて盆踊りで盛り上がってました。
■ foxcage
ピアノに合わせて歌う人形/ダンス練習支援システム
(web から転載)
この可愛らしい人形が、人間のピアノ演奏をリアルタイムに認識して歌ってくれます。
会場が賑やか過ぎて歌声がよく聞こえませんでしたが、とても癒されます。
■ Slaperoo Percussion
The SlapStick Electric Tuned Percussion Instrument.
指で金属製ストラップをタップしてプレイするパーカッション。
まるで、ベースギターを聞いているような音で・・・驚きました。
製作者の演奏テクニックが、まぁ凄かった!
■ なんかへんなもの演奏する
縦スクロールドライブゲーム(?)
ハンドルを操作してバスを動かして、ジャとりパークの中にいる鳥にぶつかると・・・
脇にぶら下がっている鳥たちが喜んで鳴いてくれる、そんな大変シュールなゲームです。
■ 高エネルギー技術研究室
テスラコイル
テスラコイルとは。
雷のような稲妻を発生させる装置とのこと。
会場では百万ボルトもの高電圧を発生させて演奏を披露してました。
■ 前田武志
手作りカーボン製・折りたたみ電動バイク
手作りの折りたたみ電動バイクを展示してました。
ロボット製作から一転、最近はもっぱらこの電動バイクの製作にハマってるんだとか。
フレームから手作りなのは、ホント凄い一言です。
■ 長谷川製作所
今のところ世界一小さい電動オートバイ
(web から転載)
乗るの、難しそう~。
電池はどれくらい持つのでしょうか。
■ チーム PPKP
パーソナルプレーン開発プロジェクト(PPKP)
次世代の交通手段。それは空の乗り物・・・空飛ぶスーパーカブをコンセプトに、
今回はジェットエンジンを展示してました。
■ わくわくメイカー
走る1/1 Ⅳ号戦車
お、おっ。戦車のキャタピラです。本物と同じ戦車を作ってるんだとか。
今回は実際に動くキャタピラを展示してました。
普通に作ると1t を軽く超えるものを鉄板を使ったり、構造を工夫することで 100Kg 以下にしてそれなりの強度も出しているそうです。
■ Project SRS
多脚戦車 SRS002
六脚戦車。各脚を1つのマイコンで制御しているので滑らかに歩いてました。
フレームも基板も全て手作りだそうです。
戦車からの映像をリモートで見ながら操作もでき、「ゲームのような現実」を再現したかったそうです。
■ 特殊移動機製作所
多脚機 REXIS
こちらも六脚型のロボット。
動きも滑らか。実際に動かしてみたかったけど、順番待ちが・・・好評でした。
■ Mike's Robots Lab
Autonomous Soccer Playing Robots.
Raspberry Pi の3と zero を使ったロボット。
■ @ち~む
自転車用電動アシストロボット「HAMster(ハムスター)」
電動アシストロボット。
制御方法の説明聞いたけど・・・難しくて分かりませんでした。。。
平地でも下り坂に感じるくらいになるらしいです。
■ キャノンボールの会
Desktop Line Tracer 3
ライントレーサなんだけど、デモしてた車の速さときたら、とんでもなく速かった。
STM32F(ARM)でスペックアップを図ったそうです。
■ はかせみならい
ロックマンの名物敵キャラクター くっつきスージー実体化
外見は3Dプリンタで完全に再現。
目の部分にカメラを取り付けているので部屋の監視なんかもできるそうです。
あと、壁にくっ付いて・・・登ったりはしないそうです。
■ MASHED POTATOES
THE BUZZKIDS
MIDI の楽曲をモンスターが自動演奏する「モンスターバンド」だそうです。
モンスターの中に入っているソレノイドが反応して楽器を演奏、踊るそうです。
■ ロボコン30th 有志会
ロボコン30周年お祝いロボットたち
えんかくお絵かき。
左右に同じロボットが2台並んでいて同じ動きをするようです。
右のロボットに取り付けているペンを握り何か書くと、左側のロボットも追従して同じものを書くというロボットです。
細かな動作が要求されるので・・・ハード、ソフト共に開発が難しかったと思います。
■ 休日ロボットエンジニア
RC-DC(キューブ型卓上片付けロボット)
(web から転載)
2台のロボットが互いに協力しながら片付けをしてくれるそうです。
デモでは中央の EVE の箱を2台が協力して、最後は1台がペン皿まで運んでくれました。
■ 佐藤ロボット研究所
楽しいホビーロボットたち!
多脚ロボットで歩行方法は3通り、全ての方法で実演していただきました。
写真ブレが酷くその凄さが伝わらずご迷惑をおかけしそうなので、実際の動作は下の URL でご確認ください。
■ 音楽研究所
ロボットバンド
とにかく賑やか。
5体の人型の自動演奏ロボットで構成される楽団です。
楽器を演奏するロボットと初音ミクによる音声合成で歌を歌うロボットで、そばにいるだけでとっても幸せになれる楽団です。
■ Be a robot.
Robava(ロバヴァ)
人とロボットの新しい関係性を探る?
詳しいことはこの動画を観た方が伝わるかな。(昨年の Maker Faire の動画だけど)
そして、2日目が終了してしまいました。
ドロイドよ。来年も必ず来るから。約束だよ~。(@^^)/~~~
今日一日の大半をこの東8ホールで過ごしていたら
わたしもロボット、作ってみたくなりました。
Arduino や Raspberry Pi のようなマイコンなんかも沢山持ってて
これまでは、ハム(アマチュア無線)で活用してたけど
最近じゃ新たな用途も思いつかなくて・・・手持ち無沙汰になってました。
何か手を動かすことやらないと。
好きなプログラミングも題材ないからストップしちゃってるし。。。
気付いたら何か始めている、そんな気まぐれでもいいと思います。
Maker Faire Tokyo に足を運んで今年で4回目。
わたしの夏の風物詩です。
年々その規模は拡大していて、技術の進歩も早くて、若い人が沢山凄いモノ作ってて
このまま置いてけぼりを食らいそう。。。
帰りの電車の中で焦ってみたり、凄いもの思い出しては感動してみたり・・・
とっても複雑。
こんなに一日が短く感じることって・・・最近なかったなぁ。
Maker Faire Tokyo 2017 ありがとう!