UV-K1 のファームウェア F4HWN が v5.5.0(2026年5月8日リリース)が公開されています。前回、私が更新した v5.3.1 から数えると v5.4.0 と v5.5.0 の2バージョン分のアップデートになります。
アップデート方法は前回と同じで極めて簡単です。
UV-K1 に USB Type-C ケーブルを接続してフラッシュモード(電源 OFF の状態から PTT ボタンを押したまま電源を入れる)に入り、「Web Tool(Flash)」にアクセスして「Flash firmware」をクリックするだけ。すでに Fusion Edition v5.x 系を使っていれば、そのまま上書きフラッシュで OK です。CHIRP を併用している場合は、ドライバも f4hwn.fusion.chirp.v5.5.0.py に更新しておきましょう。
なお作者の Armel 氏(F4HWN)から、v5.5.0 の紹介ビデオも公開されています。
https://www.youtube.com/watch?v=FCeKwCsgiGw

v5.5.0 にアップデート
アップデート情報
v5.4.0(2026年4月28日)
スペクトラム周りの改善と AM 受信フィルタの拡張、コード最適化が中心です。
新機能:
- AM 受信に WIDE / NARROW フィルタ選択を追加
- スキャン進捗ゲージの追加(
ENABLE_FEAT_F4HWN_SCAN_PROGRESSで有効化) - Rx/Tx の CTCSS メニューに正規化された CTCSS インデックス表示を追加
- Quansheng 純正ファームウェアのパックイメージをデコードするツールを追加
改善:
- ChName 編集を multi-tap 方式に改善(@mrkusypl, PR #310)
- ChName 編集中の
EXITキーをバックスペースとして使用可能に(#281) - スペクトラム UI とワークフローの改善
- FM ラジオと UI の改善(@mrkusypl, PR #268)
- 隠しメニューの挙動改善(最初の隠し項目から開始)
- SysInf の改善
バグ修正:
ENABLE_FMRADIO無効時のビルドエラー修正- 広帯域スペクトラムの安定性向上(#295)
メンテナンス:
- @mrkusypl 氏による大規模なコードリファクタリングとサイズ最適化
v5.5.0(2026年5月8日)
スキャン高速化と新機能 BEAM、UI の細かな改善・バグ修正が盛りだくさんです。
新機能:
- 高速スキャン機能の追加(スキャン範囲+メモリ/
ENABLE_FEAT_F4HWN_SCAN_FASTERで有効化) - SetScn(Set Scan)メニューを追加
- 揮発性のスキャン範囲除外機能を追加(32 スロット, #330)
- BEAM 機能の追加(
ENABLE_FEAT_F4HWN_BEAMで有効化) - Rx/Tx の DCS メニューに正規化された DCS インデックス表示を追加
- POnMsg メニューに LOGO オプションを追加
改善:
- 高速スキャン時の検出ロジックと表示メタデータの改善
- ChName 編集の長押し動作の改善
- スペクトラムアナライザの設定保存項目を追加して挙動の永続性を向上
- スペクトラムのスキャン範囲 UI で、未使用の
frequencyChangeStepの代わりに帯域幅を表示 - DCS の表示形式を改善(インデックスを 2 桁で正規化)
- セカンダリチャンネルの UX 改善(最初のチャンネルで受信中に
VFO_Lockを表示)
バグ修正:
- スキャン受信中の S メーターの挙動を修正
- クイック PTT 時にスケルチが固まる不具合を修正(リッスン開始時の
listenPrevRssiシーディング) - Breakout ビープのオーディオ初期化順序の修正
- アクティブ RX からの手動スキャン再開を修正
- スキャン再開フロー、AM/FM プリチェック、リスト更新挙動の修正
- 表示の重なりバグを修正
- 手動スケルチ時のスペクトラムラインの挙動を修正(予測可能な 1 dB ステップ, #333)
- 手動スペクトラムモードでカーブのスムージングをスキップ(#333)
- スキャン範囲のソース周波数について、Settings マップに VFO エリアを含めることで AirCopy 複製を修正
メンテナンス:
- @mrkusypl 氏による複数コミットにわたるコードリファクタリング/サイズ最適化(PR #318, #320, #322, #325, #331, #334)
- Wiki の更新
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ビルドサマリを見ると、v5.3.1 までは比較的余裕があった FLASH 使用率が、v5.5.0 では FLASH 79.31%、RAM 80.86% とかなり大きな数字になっています。それだけ機能が積み込まれているということで、今後どこまで詰め込めるのか楽しみです。
個人的には v5.5.0 の高速スキャンと、揮発性のスキャン範囲除外機能(32 スロット)が地味に便利そうです。