JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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CEATEC 2025 へ行ってきました

先週に続き、昨日の金曜日、幕張メッセで開催中の「CEATEC 2025」(10月14日〜17日)に行ってきました。

CEATEC 2025は、日本最大級のテクノロジー展示会で、さまざまな業界の企業や団体が一堂に会し、最新のデジタル技術やアイデアを発表するイベントです。「便利で安心して暮らせる未来の社会」をテーマに、テクノロジーを通じて社会課題を解決しようとする取り組みが数多く紹介されています。新しい発想や協力のきっかけが生まれる場として、多くの注目を集めています。



会場は大きく4つのエリアに分かれており、それぞれに特色があります。

  • General Exhibits(一般展示エリア)

  • パートナーズ&グローバルパーク

  • AX パーク

  • ネクストジェネレーションパーク

私は大手企業のブースよりも、ネクストジェネレーションパークの展示が特に好きです。ここでは、大学の研究チームや少人数のスタートアップが、自分たちの情熱と創意工夫で生み出した最新の技術やアイデアを紹介しています。
一つひとつの展示には、開発者の思いや挑戦のストーリーが詰まっていて、説明を聞いているとこちらまでワクワクして、思わず引き込まれてしまいます。規模は小さくても、未来を切り開こうとする熱意が感じられる、とても刺激的なエリアです。

先週の NexTech Week では、ブースの入口で多くのスタッフが資料を配っており、なかなか落ち着いて展示パネルやデモを見ることができませんでしたが、それに対して CEATEC 2025 は、雰囲気がまったく違いました。派手な呼び込みや過剰な資料配りもなく、来場者がじっくり展示を見て回ることができました。会場自体も広く、通路にゆとりがあって快適に見学することができたのは、ホント良かったです。

印象に残った展示のひとつが、富士通のブースでした。ゴルフ場のバンカーを模したスペースで、スイングを行うと AI が身体の動きを解析し、ひじの角度や首の位置などを数値化して総合スコアを表示するというものです。

さらに、そのデータを基に AI コーチがフォームを分析し、改善すべきポイントを自然な言葉でアドバイスしてくれる ―― まるでプロのレッスンを受けているような、そんな展示でした。

このような複数の AI を連携させて動作する「AIエージェント」による仕組みは、まさに次世代の学習支援やスポーツ指導のあり方を感じさせるもので、これからの時代を象徴するような展示でした。

気がつけば、もう終了時間の17時近くになっていて・・・。

これまで何度もこうした展示会に足を運んできましたが、今回初めて閉場の音楽を聴くほど夢中になっていました。

充実した一日を終え、心地よい疲れとともに会場を後にしました。