JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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電鍵やパドルを Wi-Fi でリモートする ~11~

実際の運用を想定して試験をやってみました。

まずは、電鍵操作の遠隔操作から。
FT-950 から試験電波の ”VVV DE JH1LHV” を送出してみました。  

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クライアント側の電鍵操作がそのままサーバ側へ伝わり、特に遅延は感じませんでした。
電鍵操作による実運用ならできるんじゃないかと思います。

続いて、エレキー操作です。
電鍵操作で FT-950 からちゃんと電波が出でてくれたので、無線機からモールス練習機に繋ぎ変えてあれこれエレキー操作してみました。

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速度 20 wpm までは特に問題なく動作してくれたんですが、速度が速くなるにつれて徐々に符号をこぼしてしまうという現象が発生しました。

コンテストなどの運用を考えても、少なくと 30 wpm までは完ぺきに追従する必要があると思うので、もう少し時間をかけてプログラムを見直そうかと思います。

今の仕組みなんですが、サーバを AP モードにして Wi-Fi で通信してるんですが、実は ESP32 には更にもうひとつ ESP-NOW という独自通信プロトコルがあって、これは MAC アドレスを使って通信する方法なんですが、なんか速そうな方式なんですよ・・・
これ使えば 30 wpm の速度も誤動作なしで遠隔できるんじゃないかって思ってるんです。

で、まだ一度もこの ESP-NOW は試したことはないので、結構楽しみで。
どうも ESP-NOW は、高速でしかもコネクションレスみたいなので、これゼッタイに速いでしょう。

ということで、次はこの ESP-NOW に期待を込めて・・・
新たにプログラムを修正して、「30 wpm 誤動作なし」を目指してみようかと考えております。

それと、サーバ側にもエレキーが繋げられるようにと、短点と長点のそれぞれが単独で出力できるようにステレオジャックにしてたんですが、これも微妙に誤動作してしまうので、サーバ側の3接点出力を止めて2接点だけにプログラムを修正しました。

まぁ、キーヤーなんで、普通は手元において速度やトーンを変更するものなので、パドルから離れたところにキーヤーを置くことなんて最初から考えられなかったりするので、ここはクライアントからの出力は2接点だけで十分と判断しました。

ということで、このプロジェクト・・・もう少し続きます。