この休日にハンダ付けをやりましたが、基板に何点かミスを発見しました。
この写真で使用した Arduino は Mega 2560 です。
①ポテンショメータのフットプリントの端子番号ミス
フットプリントの端子番号が逆になったようで、時計回りで速度が遅くなってしまいました。(右回転で速度が速くなるのが正しい。)
→ フットプリントのピン番号を修正
これが正しいピン配置です。
②ミニ DIN ソケット(mini Din6)の端子番号ミス
ミニ DIN ソケットのピン配置を PS/2 用に変換しなかったためキーボードが使えませんでした。
→ フットプリントを PS/2 のピン配置に修正
ドキュメントには「PS2用で使うときはピン番号を次のように読み変えろ」ってしっかり書いてありました。
③ミニ DIN ソケットがシルク印刷の枠にピッタリ合わない
前回の基板チェック時に確認済み
→ フットプリントを修正
④3.5mm 小型ステレオミニジャックの端子番号ズレ
2番と3番が逆になってました。
→ シンボル(部品)のピン番号を修正(フットプリントはそのまま)
Top
パドル側の配線でどうにかなりますが、やはりジャックの Tip、Ring、Sleeve は確実に合わせるべきなので、これも修正です。
PCB をレイアウトしてる時にもテスターでジャックの各端子を確認したつもりだったのですが・・・ミスってました。
⑤基板の LCD 取付け穴と、LCD モジュールの四隅の穴が微妙に合わない
→ 基板の I2C 取付け穴(4ピン)を 2mm 内側へ移動、修正
基板と LCD1602 は 15mm のスペーサを使って固定します。
写真では白色のスペーサを使いましたが、黒基板なので黒色のスペーサの方が見栄えはイイと思います。
LCD1602 を基板に取り付ける
I2C 用として4ピンのロングピンソケットを付けて LCD1602 を取り付けます。
I2CモジュールのL字型ピンを、一般的な垂直ピンに交換します。
なお、L字型ピンを曲げて垂直にする方法もあります。その場合は、ラジオペンチを使って慎重に90度曲げてください。
ピンを交換後に LCD1602 モジュールに取り付けます。
これ以外の修正として、回路の簡略化を図るため、圧電スピーカを鳴らすのに使用していたトランジスタとコンデンサを取り外しました。音質を考えると普通のスピーカを使用した方が綺麗に聞こえますが、基板の大きさの制約でスピーカを直接載せることが難しかったため、余分な回路を省く判断をしました。
とはいえ、この端子に外付けスピーカを接続すれば、モニターとして十分な音量が出力されることを確認しています。そのため、必要に応じて外付けスピーカを使用するのも良いかもしれません。
また、基板の実装に関連する主要な機能についても一通り確認しました。具体的には、各種コマンドの動作、メモリ機能、送信機の切り替え、CWデコーダ機能などをチェックしましたが、特に問題は見つかりませんでした。
起動時の「K3NG Keyer hi」メッセージ
CW Decoder 機能の確認
Learning Morse の出力をパソコンのフォーンジャックから取り出し、それを Decoder ジャックに入力しました。このとき、モールス信号に合わせて青色 LED が点灯し、正確にデコードされることを確認しました。機能は問題なく動作しています。
振り返ってみると、今回のミスのほとんどがフットプリント(基板上のパーツ配置)のミスに関連していました。実際のパーツを実測しながら慎重に作業し、ピン番号の間違いを防ぐことを意識していたつもりでしたが、注意不足からミスが発生してしまいました。
ただ、これはある程度仕方のないことだと感じています。前回の記事でもお話ししたとおり、最初からすべてが完璧にいくとは思っていませんでした。むしろ、2回目以降が本番だと考えています。
今回のミスをすべて修正した新しい基板を、昨日中に発注しました。次回こそは、さらに完成度の高いものを目指して頑張りたいと思います!
(2018/11/05)Fusion PCB へ発注済み
今回の基板は、前回よりも良い仕上がりになっている・・・そんな気がします。
到着までの数週間、楽しみに待つことにします。