JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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ADX (Arduino Digital Transceiver) の製作 -3-

Tact SW と LED が付く基板の表側のハンダ付けと、各部の電圧チェック、周波数(CAL)の確認をしました。

まずこの基板で使う Tact SW の軸長と LED を取り付けるリードの高さを決定するため、ちょうどいい長さのスペーサの選定を行いました。

この組み合わせが最適となりました。

こんな感じに取り付けます。

表基板を取り付けるとこんな感じになります。

 

各部の電圧チェック

IC を挿入する前に DC12V を入力して、それぞれの IC ピンの VCC を確認しておきました。

12V 以外の 3.3V 及び 5V の電圧チェックは、Arduino Nano を取り付けた後に行います。

Arduino Nano、Si5351 モジュール 及び IC 2個を取り付けて、とりあえず完成です。
ただし、パワー出力用の BS170 3個は、まだ取り付けていません。

スケッチを一部修正

スケッチの標準では 7メガの FT8 の周波数は DX 用になっているので、7.041MHz の国内用に修正しました。

360行を国内の周波数に修正して再コンパイル、書き込みするだけです。


周波数の校正

公式サイトに記述されている方法で周波数(CAL)を確認します。

① TestPoint の CAL と GND に、オシロスコープ又は周波数カウンタを接続  
② CAL SW を押しながら電源投入(Band1 とBand4 の LED 点灯)
③ 周波数がジャスト 1MHz になるように UP SW と DOWN SW で調整
④ 調整終了で電源断(設定値は Arduino Nano の不揮発性メモリエリアに保存)

UP と DOWN の SW で、ちょうど 1MHz になるように調整することとなっていますが、最初からこの周波数だったので、特に調整はしませんでした。

電源 ON で 7メガの FT8 なので、一応この状態時の CLK1 の出力も調べておきました。
ちゃんと 7.041MHz になっていることが確認できました。

ということで、ここまでの製作作業は上手くいったようです。
あと、送信系が残っていますが、もう大丈夫でしょう。

とりあえず、今日はここまでです。