JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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中華キット「デジタルオシロ DSO138」を作る

テスター代わりに使えるポケットタイプのオシロが欲しいなぁと
いつもの AliExpress で探していたのですが・・・

ちゃんとした奴って・・・とても高いし。
とてもじゃないけどポチっとする勇気を持つことができませんでした。。。

ということで、ポチっとすることができたのが、
日本では割とお馴染みになっている、DSO138 のキットです。

測定できる周波数はショボいですが、
ここはオーディオ周波数までと割り切って作ってみることにしました。
 

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で、この DSO138 のキットですが、
チップ部品を自分でハンダ付けしなければならないタイプもあるので、注文する時に注意が必要です。

また、ショップによっては、ケース付きで販売しているところもあったりと・・・
バラエティに富んでいるので、じっくり選んでポチるといいと思います。

ちなみに、わたしはアクリル板でできたケース付きのキットを選びました。

JYT Tech の偽物もあるようですが・・・
わたしが、ここで買ったものがホンモノかどうかは全く分かりません。。。Hi
 

荷物の状態が、酷い

近くて遠い異国から、海を渡ってきた感がありすぎ。。。

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こんなに潰れてて大丈夫なの。。。

 

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軟らかい発泡スチロールの箱に梱包用のテープを巻いてるだけなので、これじゃ、潰れちゃいます。
 

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中は大丈夫そう。 
 

それでは、組み立てです

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梱包状態は・・・だったけど、
キットの状態はバッチリで、基板もしっかりしています。
 

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マニュアルは英語のものが2枚同梱されています。

秋月電子のウェブに日本語のマニュアル(組み立て方法)があるので、わたしはこちらを落としてきました。

http://akizukidenshi.com/download/ds/jye/UserManual_13803K_new_akjs.pdf
(秋月電子さん。商品も買わずにゴメンなさい!)
 

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チェックボックス付きの組み立てマニュアルになっているので印刷して使います。

 

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チップ部品は取り付け済みです。
あとはマニュアルに従って大きなパーツをハンダ付けするだけになります。
とっても、簡単です。
 

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パーツは必ずテスターで確認してから取り付けるようにします。

作業のポイントは、面倒ですが、
パーツをひとつ取り付けたら、チェックボックスに印を付ける。
これを繰り返えして確実に進めることをお勧めします。

 

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マニュアルには、JP3 と JP4 を「はんだをもってジャンパ」するようにありますが、すでにジャンパ(0 Ω のチップ抵抗?)が施されていました。
(セットによって違いがあるかも。)
 

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LCD ボードにピンヘッダを取り付けます。
 

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ここまできたらマニュアル通りに基板の電圧をチェックします。
TP22 が 3.3V であれば OK です。
 

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LCD ボードを取り付けて電源を供給します。
 

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マニュアル通りにプローブを接続して、赤いクリップを指で触ってノイズを観測してみます。
 

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テスト信号端子を使ってプローブを校正します。
C4 と C6 を調整します。
 

ケースを組み立てます 

ケースの組み立てマニュアルが無かったので・・・ホント、パズルみたいで面倒でした。
手探りで組み立てましたが・・・多分、正しいと思います。
 

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ケースのパーツを並べてみました。
 

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3 mm 厚の、しっかりしたアクリル板です。
(こんな立派なケースまでついて、2,500 円弱とは。大陸さんにはいつも驚かされます。)

 

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組み立て前に、完成をイメージしてみました。
 

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底板にネジ(長いやつ)を通します。
 

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ネジにスペーサー(短いやつ)を通します。
 

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基板をセットします。
 

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スペーサー(長いやつ)を通します。
 

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LCD ボード部分がすっぽり抜けているアクリル板に、スイッチ押下用のプラネジを写真のように取り付けます。
 

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この二つのピンヘッダですが、このままではケースに当たってしまうので、わたしは写真のようにピンの部分を 90 度折り曲げて対応することにしました。
 

最初から L 型のピンヘッダを使った方が良かったのですが、ケースを組み立てるまで気が付きませんでした。
(取り外して再びハンダするのも面倒なので・・・このまま曲げちゃいました。)
 

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スライドスイッチの位置に合わせてアクリル板を取り付けます。
ネジにスペーサー(ネジ切り付き)を取り付けます。
 

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スライドスイッチを動かすために使うパーツ(赤いやつ)、横のアクリル板4枚を取り付け、溝に合わせて上板をはめ込みます。
 

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最後にネジ(短いやつ)を取り付けて終了です。
 

まともなオシロと比較してみました

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操作方法は英語のマニュアルに書いてあります。
 

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1,000Hz の正弦波を入れてみましたが、2台とも全く同じ波形を示しています。
まぁ、これは当たり前ですね。
 

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今度は、階段波です。
 

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「OK」ボタンを2秒以上押して LCD に波形の情報を表示してみました。
周波数はちゃんと 1,000Hz を示していますね。
 

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200 KHz の正弦波を入れてみましたが・・・ご覧のとおりです。。。
DS138 の仕様からしても当たり前のことで。。。
まぁこの値段ですからね。

まぁ、テスターの代わりとして、直流から可聴周波数くらいまで測れれば良いんじゃないでしょうか。
(実際のところは、200KHz / 3 = 70 KHz くらいまででしょうかね。観測すればよかったかな。。。) 

ということで、中華オシロのキット製作は終了です。



---------- 2017/07/11 追記 -----------

www.jh1lhv.tokyo