糸はんだの取り出しがスムーズになる!?
そんな「はんだリール台」を3Dプリンタで作ってみました。
今回作ったのは、写真内の下ふたつ。
はんだリールを使うと、
ハンダがスルスル~っと取り出せるようになるので作業効率は格段にアップします。
わたしはハンダ付けする対象によって、0.3mm~1.2mm のハンダを使い分けてますが、写真のような既製品ひとつだけじゃパーツに合わせてハンダリールも交換しないといけなかったりするので、結構面倒なんですよね。
もうひとつ、同じもの買おうかと迷ったりもしたのですが、「やっぱりここは、3Dプリンタでしょう」ということで、Thingiverse から適当なヤツ探して造形することにしました。
Solder Spool Holder
まず、1つ目です。
Thingiverse には幾つかの「はんだリール」が登録されていますが、今回はその中から2つを選択して造形してみました。
まず一つ目は「ベアリング」を使ったヤツです。
必要なパーツは3つです。
ベアリング(内径 : 8mm、外径 : 22mm、厚さ : 7mm)をハメ込みます。
ハメ込む時、きつくて・・・床に置いて足を使って体重をかけたら入りました。
ハンダ穴用の出っ張り部分はボンドで接着します。
完全に接着するまで、このまま丸1日放置します。
回転する側のポッチをベアリングの内側にはめ込んでみたのですが・・・な、なんと、ゆるゆる。。。
ベアリングの内径に合わせて作り直そうかとも思ったのですが、ビニルテープを巻いてごまかすことにしました。(使い勝手が良ければ作り直そうかな。)
これで完成です。
ハンダリールをテーブルに乗せてハンダの先を引っ張ってみたら、なかなか良い感じにテーブルが回転してハンダを取り出すことができました。
Solder stand
続いて、2つ目です。
必要なパーツは2つです。
これまた、いい感じです。
底部に滑り止めが必要かなと思ったのですが、ハンダリールの重さもあるので今のところは必要なさそうです。
とはいっても、ハンダが少なくなると動いてしまいそうなので、何か重りになるものでも考えてみたいと思います。
・・・ って、どちらかといえば、
ベアリングを使うヤツより、こっちの方が使い勝手は良さそうです。Hi
スライサー(Slic3r)の設定値
今回のプリントで使ったスライサの設定値は以下のとおりです。
3Dプリンターにおけるスライサーの設定は特に重要で、ここで設定したことがそのまま造形物のクオリティに大きく影響するので、プリンタの環境に合わせて試行錯誤を重ねて最適値を求める必要があります。
これまで色々試して・・・最終的に落ち着いたのがこの設定値であり、とりあえず参考になるんじゃないかと、今回は全項目のキャプチャ画像をアップしておきました。
以上です。