JH1LHVの雑記帳

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ARDUINO CW KEYER を試してみた ~その57~

基板頒布で一番出ているのが、この ”Arduino CW Keyer” ということもあり、あらためて各基板のパーツリストなど、参考事項をアップさせて頂きました。

頒布している基板は、2種類2枚となります。

 

Arduino CW Keyer V.3.0 基板

必要なパーツは少ないので、サクッと組み立てられると思います。

パーツリスト 

部品番号

数量 型名・仕様 備考
C1, C2, C6 3 0.1uF (1206)  
C3, C4 2 0.01uF (1206)  
D1 1 LED 3mm, Red  
D2 1 TLP627-2 2回路入フォトカプラ https://amzn.to/3AS5Bjo
J1 1 LCD1602 + I2C Module https://amzn.to/3x5DyvO I2C:https://amzn.to/3RLgiep
J2, J3, J4, J5 4 ST-005-G https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-02460/
J6 1 mini Din 6 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-09385/
P1, P4 2 1 * 8P Pin Header  
P2 1 1 * 6P Pin Header  
P3 1 1 * 10P Pin Header  
R1, R11, R12 3 10K (1206)  
R2, R3, R4, R5, R9, R10 6 1K (1206)  
R7 1 100 (1206)  
R8 1 330 (1206)  
R13 1 220 (1206)  
RV1 1 10K VR https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-08012/
SP1 1 圧電 SP 13mm https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04118/
SW1, SW2, SW3, SW4, SW5 5 Tact SW 6mm  
- 1 1 * 4P Pin Socket LCD + I2C Module の取付けで使用
スペーサ 4 M3 × 15mm LCD 取付けで使用

 C5, R6: none 

LCD に取り付ける I2C モジュールですが、この写真のようにピンが最初からハンダ付けされているものがありますが、この場合はこのピンを取り外して、改めて垂直なピンに付け替える必要があります。(過去、AliExpress のショップには、ハンダ付けされていないものが売っていました。)


LCD + I2C Module の基板への接続は、4P のピンソケットを使用します。

写真の基板は v.2.2 ですが、各パーツの配置は v.3.0 と同じ構成です。


Arduino CW Keyer V.3.0 基板を Arduino Uno で使用する

Arduino CW Keyer v.3.0 基板のピンヘッダは、Arduino Uno のピン配置と互換性を持たせているので、そのままで Uno のシールドとしてエレキー動作が可能です。ただし、Uno では内蔵メモリの不足により、キーボードなどの機能が使えないので注意が必要です。(一般的なエレキー操作と CW デコーダは起動します。)

 

Arduino CW Keyer V.3.0 基板の作成後、まず最初に Arduino Uno に接続して動作確認することをおススメします。

 

mega2560 pro mini Board v.1.2

このベース基板では "mega 2560 pro mini" というマイコンボードを使いますが、このマイコンに載っているチップが ATmega2560 なので、そのフラッシュメモリの容量も大きく Arduino Uno の 8倍である 256K まで使うことができます。


(マイコンチップ単体のメモリ比較)

型式 動作電圧 I/O数 Flash SRAM EEPROM
ATMega328 2.7~5.5V 23  32K  2K  1K
ATMega1284 1.8~5.5V 32  128K  16K  4K
ATMega2560 4.5~5.5V 86  256K  8K  4K
ATMega4809 1.8~5.5V 34  48K  6K  256


この基板のソケットの配置は Arduino Uno と同じにしているので、一般的に市販されている Uno のシールドがそのまま使えます。

mega2560 なので内蔵のメモリも大きく、もう容量不足で書き込みがエラーになることも回避され、これで思い存分 K3NG Arduino CW Keyer のスケッチのすべてが堪能できます。

パーツリスト

部品番号 数量 型名・仕様 備考
C1 1 0.01uF  
C2 1 100uF 16V ルビコンMH5 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-05002/
C3 1 10uF 16V ルビコンMH7 https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-10590/
R1 1 1K  
D1 1 LED 3mm, Red  
U1 1 Mega2560 Pro Mini  
U2 1 NJM7808SDL1 3端子 8V1.5A https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-10977/
J1 1 2.1mm DC Jack https://akizukidenshi.com/catalog/g/gC-09408/
SSW1 1 SK-12D11VG3 スライドSW 横向き https://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-15703/
P1, P4 4 1 * 8P Pin Socket 2段重ねにして高さを調整
P2 2 1 * 6P Pin Socket 2段重ねにして高さを調整
P3 2 1 * 10P Pin Socket 2段重ねにして高さを調整
スペーサ 4 M3 × 10mm 基板底面に取り付ける足

Mega2560 Pro Mini は、AliExpress なら @1,000円程度で購入できるようです。

いずれにしろ、この Arduino CW Keyer + mega2560 pro mini の組み立ては、使用するパーツも少ないので、簡単に組み立てられると思います。

ホント、K3NG の Arduino CW Keyer はとっても素晴らしいキーヤーなので、この良さをひとりでも多くのハムにも知ってもらいたいし、そして組み立てて実践でも活用して欲しいと願っています。

それと、基板だけの頒布だと、パーツ集めで数件のショップを回ったり、通販するのも面倒だったりするので、mega2560 pro mini のマイコン以外(半導体高騰の影響で価格もピンキリ)のパーツを一式にしたキットにでもしようかと思案中です。

ということで、本記事については、製作の参考にしてください。

 


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