JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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ARDUINO CW KEYER を試してみた ~その55~

当ブログでご紹介している「K3NG CW Keyer」に関連する2種類の基板について、本家 K3NG のウェブサイトに掲載されている回路や I/O(入出力)の使い方と一部異なる点があります。その違いをわかりやすく表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
 

(Arduino Uno 互換、mega2560 pro mini ボード、I/O リスト)

I/O 用 途 備 考
A0 速度調整 半固定VR
A1 コマンド & メモリ メモリ×4 
A2 CW 解読 オーディオ入力 ステレオミニジャック(TIP) 
A3 PS/2 キーボード(DATA) Mini-DIN-6
A4 LCD(SDA) I2C 
A5 LCD(SCL) I2C 
D0    
D1 CW 解読 LED  
D2 パドル(短点) ステレオミニジャック(TIP) 
D3 PS/2 キーボード(CLK) Mini-DIN-6  
D4 スピーカ  
D5 パドル(長点) ステレオミニジャック(RING)
D6 送信機1 ステレオミニジャック(TIP) 
D7 送信機2 ステレオミニジャック(TIP)
D8    
D9 --- USB Host Shield で使用
D10 SPI(SS) USB Host Shield で使用 
D11 SPI(MOSI) USB Host Shield で使用
D12 SPI(MISO) USB Host Shield で使用 
D13 SPI(SCK) USB Host Shield で使用 

空き:D0、D8


● keyer_pin_settings.h の変更 

スケッチに記述されている I/O の値を、上記の表のとおりに変更します。  

●  keyer_settings.h のメモリ数を変更

デフォルトのメモリ数は3個に設定されてるので、4個(command 1 + memory 4 = 5)に変更します。
ここの数値を変更しておかないと、メモリの4個目が機能しないので注意してください。
(ここ、見落としがちです。)

 

 

■ ■ ■

 



この2枚の基板ですが、まずは Arduino CW Keyer Shield 基板から組み立てることをおすすめします。

この基板は Arduino Uno や Mega2560 にシールドとして装着して使うことができます。まずはお手持ちのマイコンボードで正常に動作するかを確認してみてください。それからもう1枚の基板を組み立てると、スムーズに進むだけでなく、その後のモチベーションアップにもつながると思います。

 

■ ■ ■

 

ハンダ付けに失敗したり、何かアクシデントで基板がダメになってしまった場合は、遠慮なくご連絡ください。成功するまでお付き合いさせていただきます。
(実は私自身も、ハンダ付けで失敗することがよくあります…!)

基板が失敗して処分されてしまうのはとても寂しいことです。
それに何より、この CW Keyer をぜひ活用して運用を楽しんでいただきたいと思っています!