当ブログでご紹介している「K3NG CW Keyer」に関連する2種類の基板について、本家 K3NG のウェブサイトに掲載されている回路や I/O(入出力)の使い方と一部異なる点があります。その違いをわかりやすく表にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
(Arduino Uno 互換、mega2560 pro mini ボード、I/O リスト)
I/O | 用 途 | 備 考 |
---|---|---|
A0 | 速度調整 | 半固定VR |
A1 | コマンド & メモリ | メモリ×4 |
A2 | CW 解読 オーディオ入力 | ステレオミニジャック(TIP) |
A3 | PS/2 キーボード(DATA) | Mini-DIN-6 |
A4 | LCD(SDA) | I2C |
A5 | LCD(SCL) | I2C |
D0 | ||
D1 | CW 解読 LED | |
D2 | パドル(短点) | ステレオミニジャック(TIP) |
D3 | PS/2 キーボード(CLK) | Mini-DIN-6 |
D4 | スピーカ | |
D5 | パドル(長点) | ステレオミニジャック(RING) |
D6 | 送信機1 | ステレオミニジャック(TIP) |
D7 | 送信機2 | ステレオミニジャック(TIP) |
D8 | ||
D9 | --- | USB Host Shield で使用 |
D10 | SPI(SS) | USB Host Shield で使用 |
D11 | SPI(MOSI) | USB Host Shield で使用 |
D12 | SPI(MISO) | USB Host Shield で使用 |
D13 | SPI(SCK) | USB Host Shield で使用 |
空き:D0、D8
● keyer_pin_settings.h の変更
スケッチに記述されている I/O の値を、上記の表のとおりに変更します。
● keyer_settings.h のメモリ数を変更
デフォルトのメモリ数は3個に設定されてるので、4個(command 1 + memory 4 = 5)に変更します。
ここの数値を変更しておかないと、メモリの4個目が機能しないので注意してください。
(ここ、見落としがちです。)
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この2枚の基板ですが、まずは Arduino CW Keyer Shield 基板から組み立てることをおすすめします。
この基板は Arduino Uno や Mega2560 にシールドとして装着して使うことができます。まずはお手持ちのマイコンボードで正常に動作するかを確認してみてください。それからもう1枚の基板を組み立てると、スムーズに進むだけでなく、その後のモチベーションアップにもつながると思います。
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ハンダ付けに失敗したり、何かアクシデントで基板がダメになってしまった場合は、遠慮なくご連絡ください。成功するまでお付き合いさせていただきます。
(実は私自身も、ハンダ付けで失敗することがよくあります…!)
基板が失敗して処分されてしまうのはとても寂しいことです。
それに何より、この CW Keyer をぜひ活用して運用を楽しんでいただきたいと思っています!