JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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【観戦記】女子プロレス(STARDOM)PPV 観戦

いつもは無線や電子工作の話ばかりのこのブログですが、今日はちょっと毛色の違う話題です。というのも、今日の午後16時30分から、女子プロレス団体 STARDOM(スターダム) の「5★STAR GP 2026 ~優勝決定戦~」を PPV(ペイ・パー・ビュー)で観戦していまして、その余韻でどうしてもキーボードを叩きたくなってしまいました。というわけで、今回は無線ネタでも工作ネタでもありません。悪しからずお付き合いください(数ある女子プロ団体の中で、私はこの STARDOM 推しです)。

この大会は東京・両国国技館で行われました。現地まで足を運ぼうかとも思ったのですが、今回は自宅から PPV で腰を据えて観ることにしました。国技館という大舞台の一戦を、マックと缶ビール片手に自分の好きなアングルで観られるのも配信ならではの楽しみです。

そもそも STARDOM とは

プロレスに馴染みのない方のために少しだけ団体紹介を。STARDOM(正式名称は WORLD WONDER RING STARDOM)は、2010年に設立が発表され、2011年1月に旗揚げ戦を行った女子プロレス団体です。いまや世界最大級の規模を誇る女子プロレス団体へと成長していて、専属契約している選手は40人を超え、年間の興行回数はおよそ120回前後。2025年春には全47都道府県での興行を達成したそうで、その巡業ぶりからも団体の勢いが伝わってきます。

キャッチコピーは「明るく、激しく、新しく、そして美しく!」。この言葉どおり、アスリートとしての激しさと、エンターテインメントとしての華やかさが同居しているのがこの団体の魅力です。

もうひとつ、無線とは関係ありませんが個人的に面白いと思っているのが、STARDOM が株式会社ブシロードの傘下にあるという点です。ブシロードといえば、男子の新日本プロレスも同じグループ企業。つまり STARDOM と新日本は “同じ屋根の下” にある団体なのです。両団体が毎回がっつり交わるわけではありませんが、こうした資本の後ろ盾もあって、STARDOM は近年ぐんと知名度と動員を伸ばしてきました。

wwr-stardom.com

「5★STAR GP」という真夏の総当たり戦

今回観戦した 5★STAR GP は、STARDOM が毎年夏に開催するシングルのリーグ戦です。プロレスファンにはお馴染みの “総当たりリーグ” 方式で、出場選手が RED STARS と BLUE STARS の各ブロックに分かれて星を潰し合い、勝ち上がった代表同士が最後に優勝を争う、そんなトーナメントです。新日本でいうところの「G1 CLIMAX」に相当する、その年の “シングル最強” を決める夏の風物詩、と言えば分かりやすいかもしれません。

2026年のシリーズは7月に開幕し、仙台・宇都宮・札幌・神戸・京都・浜松と全国を転戦。後楽園ホールで決勝トーナメントを勝ち抜いた4人が両国に集い、8月23日(日)に優勝決定戦を迎える、という流れです。今回の両国大会は各ブロックの代表決定戦(準決勝)と優勝決定戦を一日にまとめて行う、まさにクライマックスにふさわしい一日です。

ちなみに私が観たこの日は、リーグ戦を戦い抜いた選手たちの引退ロードにまつわる注目シングルなども組まれていて、ただの “決勝を消化する日” ではない、物語の交差する濃密なカードでした。試合結果や優勝者については、これから観る方のためにここでは伏せておきます(というより、試合結果をうまく言語化できる気がしません)。

3年通った後楽園ホールのこと

実は私、3年ほど前から東京・後楽園ホールで行われる STARDOM の試合を、たびたび現地まで観に行っています。

観戦を始めた3年前は、後楽園ホールの客席がだいたい3分の2ほど埋まる、という感じでした。ところがこの1年ほどは、行くたびにほぼ満席。スター選手の人気に火が付き、テレビでも女子プロレスの話題を見聞きする機会がぐっと増えました。一ファンとしては、この盛り上がりが本当に喜ばしい限りです。

せっかく足を運ぶのですから、私はいつもチケットは奮発して S 席を取り、前から2〜3列目あたりで観るようにしています。これがまた良い席で……何が良いって、選手が場外乱闘でパイプ椅子めがけて相手選手を投げ込んでくる、あのパイプ椅子の席なのです。目の前で繰り広げられる攻防の迫力と、時折こちらまで届く緊張感。テレビ画面越しでは絶対に味わえない “ヒリつき” があります。次に現地へ行くときも、やっぱりこの特等席を狙ってしまうんでしょうね。

昭和の女子プロレスとは別モノの “凄み”

私くらいの世代だと、女子プロレスと聞いてまず思い浮かぶのは、ジャッキー佐藤とマキ上田のビューティ・ペア(1970年代)、長与千種とライオネス飛鳥のクラッシュ・ギャルズ、そして極悪同盟を率いたダンプ松本あたりの時代でしょう。1980年代、クラッシュ・ギャルズとダンプ松本の抗争は社会現象と呼べるほどの盛り上がりを見せ、テレビ中継も熱狂の渦の中にありました。ちなみに、2024年にはこの時代を描いた Netflix のドラマ『極悪女王』が大ヒットし、当時を知らない若い世代にまで女子プロレスの名前が届いた……という追い風もあったと思います。

ただ、当時の “戦い方” と今の STARDOM は、良い意味でまったくの別モノです。昭和のドラマ性・抗争劇の面白さもさることながら、現在の選手たちは技のキレとバリエーションが桁違い。男子の新日本プロレスの選手が繰り出すような大技も次々と飛び出し、空中殺法あり、関節技の攻防ありで、純粋に “競技” としての見応えが本当にすごいのです。「女子プロレスだから」という但し書きは、もはや完全に不要だと感じます。

余談ですが、その男子の新日本プロレスのほうも、私は金曜夜の BS 放映を録画してチェックするのが習慣になっています。男女それぞれの団体を追いかけていると、技の系譜や見せ方の工夫がリンクしていて、これがまた面白いんですよね。

というわけで、今回は PPV で

現地の “パイプ椅子席” の魅力は上に書いたとおりですが、両国国技館のような大一番となると、PPV 配信でじっくり観るのもまた良いものです。カメラワークで表情のアップまで追えますし、解説を聞きながら攻防の意図を噛みしめられる。今回はまさに、その配信の良さを堪能させてもらいました。

そして今、試合を観終えたばかりで興奮冷めやらず、つい筆が滑ってこんな無線と無関係の記事を書いてしまった次第です。

ハムの皆さんへ

最後に。「女子プロレスなんて観たことないよ」というハムの皆さんにこそ、ぜひ一度触れてみてほしいのです。

考えてみれば、私たちが無線を再開したのと、プロレスにハマるのは、案外よく似ているのかもしれません。仕事をリタイヤして、少年の頃に夢中になったあの無線をもう一度……そうやってハムを再開局された方も多いはずです。それとまったく同じで、子どもの頃、テレビの前に釘付けになって観たジャイアント馬場の16文キック、ミル・マスカラスの空中殺法、そして1976年に日本武道館で世界を沸かせた猪木とアリの一戦……あの興奮を覚えているお方なら、いまのプロレス観戦には絶対にハマるはずです。あの頃の “血が騒ぐ感覚” は、無線もプロレスも、きっと同じところから来ているのだと思います。

ありがたいことに、YouTube には無料でアップされている試合映像もたくさんあります。まずはそのあたりから、子ども時代を思い出しつつ、気軽に観戦を始めてみてはいかがでしょうか。

移動運用の遠征先で、その土地の巡業とタイミングが合えば現地観戦、なんていう楽しみ方もアリかもしれません。無線とはまったく別の “熱” ですが、ハマると抜け出せなくなりますよ。