友人の JH7VHA 柴田さんのメールから。
JH7VHA 柴田さんからのメール(一部省略&修正)
LENNART PETTERSSON & CO HOVERBERG SWEDEN の「縦振れ電鍵」をヤフオクで入手したので紹介します。
木台に金属ウエイト、真鍮の機構部、板バネに木製ノブ
地元のハムショップで打つ機会があり、あまりの打ちやすさに、探していました。
下の写真は、かるく磨いた後ですが 今後さらに磨きをかけていきたいと思います。
北欧スウェーデンの家具に使用される美しい赤褐色の木材(マホガニー)の土台に金属ウエイトを追加してあります。
機構部は真鍮で、反発は板バネ(材質は鉄?)が使用されています。
この組み合わせにより、絶妙の打ち心地です。
接点は電鍵の後方にあります。
端子は2種類あり、上から見て右側が「on/off」、左側が「make-and-break」接点です。
hand made で部品のほとんどが分解可能です。
マホガニーも真鍮も手入れが必要で、オイルや重曹等、今後勉強していきます。
スウェディシュキー全景
HK-808 と比較
裏側
板バネ
後方接点
スウェディシュキー銘板
スウェディシュキー箱入り
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JH7VHA 柴田さんが見つけた真鍮製の電鍵「The Swedish Key」について、その特徴や魅力を丁寧に説明して頂きました。
真鍮という素材自体が持つ上品な光沢と、それを一層引き立てる木製の箱が、まさに値打ちのある逸品であることを物語っています。という、そういう立派な品の相場は幾らなんだろうかと調べるような・・・そんな、下世話なことはできないです。
私がこの電鍵の写真を見て一番気に入ったところ。それは ”つまみ” です。つまみが木製で上部が平らなのは最高です。これだったら持ちやすくて、指が滑ることもなく操作しやすいですから。
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真鍮素材は柔らかくて、錆や黒ずみなどの汚れも付きやすいので、お手入れが大変だと思います。専用のクロスなどで優しくこすらないと、すぐ表面に薄い傷が付いてしまうので注意が必要ですが、そういう手入れも含めて、こういうアンティークものは楽しめるのではないでしょうか。
私も縦振れ電鍵はいくつか所有していますが、電信を始めた最初に所有した、ハイモンドの HK-808 が、やっぱり一番手になじんでいます。ただ、こういう古い電鍵を見せられると、私も世界の eBay あたりで何か落札してみようかと、思ったりしています。
JH7VHA 柴田さんのアマチュア無線への情熱が、この一通のメールからもはっきりと感じられました。ありがとうございます。