最近、M5StickC Plus の新しいモデル「M5StickC Plus2」が発売されました。この機会に私も早速手に入れてみました。通常は新しいマイコンを試す際、シンプルな「HELLO WORLD」くらいを表示するだけで積みマイコンになることが多いのですが、今回は違います。過去にこのブログで取り上げた CW Decoder(モールス信号を解読するプログラム)を M5StickC Plus2 で使えるようにするため、まずは日本語の表示方法や画面の機能について色々と調査してみました。
M5StickC Plus と M5StickC Plus2 の主な違い
- CPU
ESP32-PICO-D4 → ESP32-PICO-V3-02 - バッテリー容量
120mAh → 200 mAh - 解像度(LCD の大きさは同じ)
135×240 → 240×240
以前このブログで紹介した CW Decoder のバイナリファイルは、M5StickC Plus 用に作られていたため、新しい M5StickC Plus2 ではそのままでは動きません。そこで、M5StickC Plus2 に対応させるためには、プログラムの修正と再コンパイルが必要です。
また、M5StickC Plus2 では LCD の解像度が向上しています。これは、表示される文字や画像がより鮮明になることを意味しますが、同時に文字の描画方法を見直す必要があります。そのため、今日のところは M5StickC Plus2 での日本語表示をはじめとする画面周辺の機能に焦点を当てて調査を進めていました。このような画面解像度の変更による細かい調整は、プログラムが新しいデバイスで最適に動作させるためには重要なことなのです。
近日中に、新しい M5StickC Plus2 に合わせた変更を施した CW Decoder のバイナリファイルを公開する予定です。このアップデートでは、新しいデバイスの特性を活かし、より快適にモールス信号のデコードが行えるよう改善を行います。この新バージョンのリリースによって、M5StickC Plus2 をお持ちの方々も、CW Decoder を存分に活用できるようになることを期待しています。修正が完了次第、このブログでお知らせしますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。
無線もマイコン弄りも好きな女の子(イメージ)