JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

スポンサーリンク

Desktop CW の開発 ~3~

Desktop CW で使用するケーブル(Digispark ATtiny85 使用)作成

HID キーボードにできるマイコンの Digispark ATtiny85 を使ってケーブルを作りました。

これが、完成したケーブルです。

HID キーボードにできるマイコンの Digispark ATtiny85 を使用して電鍵操作(オン)でキーボードの下矢印キーの押下と同じ動作をさせます。

Digispark ATtiny85 のピン仕様
 ・P0 → 使用可能
 ・P1 → 内蔵 LED で使用済
 ・P2 → 使用可能
 ・P3、P4 → USB 通信で使用済
 ・P5 → リセットピンで使用済

よって、P0 と P2 が使えますが、このケーブルでは下矢印キーひとつしか使わないので、P0 を選択しました。

プログラムで P0 をプルアップ指定するので、抵抗の接続は不要となります。

簡単に作りたかったので、市販の USB A 延長ケーブルと、3.5mm ステレオ延長ケーブルを真ん中で切断してメス側を流用しました。

HID で下矢印キーが使えるようにスケッチを書いた後、このケーブルをパソコンに繋いで試験を行ったところ、まぁ期待通りに動作してくれたので、引き続きケーブル作りの最終工程に入りました。

このままの状態では配線の根元で切れたり、Digispark ATtiny85 本体が USB コネクタから外れてしまう恐れがあるので、シリコンで固めることにしました。

丸一日放置で、イイ感じに固まりました。

続いて、熱収縮性チューブを使って最終仕上げを行います。

3種類の熱収縮性チューブで処理しました。

上:前回作成の SerialPort CTS 制御ケーブル
下:今回作成の HID 下矢印キー制御ケーブル

参考



ということで、Desktop CW を起動してこのケーブルをパソコンに接続するだけで、電鍵操作によるモールスをパソコンのスピーカから鳴らせるようになりました。

以上です。