手持ちのトロイダルコアから不良品を見つけだし、ゴミ箱へ捨てました。
今回の一連の LPF 作りでは、中華から買った不良品のトロイダルコアを使ったせいで挿入損失が大きくなり、何度か作り直したりもしたので、今後はこういことがないように、パーツの不良品撲滅作戦を決行しました。
T50-2 を中心にチェックしました。
コアにエナメル線を10回ほど巻いて、NanoVNA で Q を測定しました。
正確な Q の測定というよりは、コア自体の良品チェックだけが目的となります。
秋月電子で購入(良品)
周波数範囲を T50-2(赤色)なので、2MHz から 30MHz に設定し、マーカーを 3.5MHz、7MHz、21MHz としました。
中華ショップ1で購入(良品)
秋月電子のコアの方が 20 近く大きいですが、それでもこの中華コアも 80 はあるので良品ですね。
中華ショップ2で購入(不良品)
粗悪品のコアの Q は 10 程度で、それにこういう平坦な特性をしているので・・・チェックはちゃっちゃと終わりました。
それぞれのコアの塗色を比較
良品と粗悪品を並べてみましたが・・・どうでしょう。
中華の2種については、こうして並べることで、まぁなんとかその違いは分かるのですが、やはり単品を見た目だけで判断するのはムズカシイので、NanoVNA などを使って実測した方がいいと思います。
チェックの結果、中華のどこで買ったか分からないですが、粗悪品のコアを10個見つけました。
(10個という切りのいい数字なので、これは一か所のショップで買ったものだと思います。)
参考までに、T50-2 以外のコアの Q もアップしておきます。
T37-2
T68-2
キット添付のパーツをはじめ、ハンダ付け前のパーツチェックは必須ですね。
国内パーツもそうですが、特に中華から買ったパーツだけは自分でできる最大限のチェックをしてから使うようにしないと、不具合が発生した時の解決までに余計な時間が掛かったり、ホント、後で痛い目に合いますからね。
といいながら、私はこれからも積極的に中華パーツを使い続けると思います。Hi