前回記事の回路で実験してみましたが・・・かんばしくありませんでした。
ん~、疲れた。
ミニブレッドボードに、TwinーT + HT82V739 の回路を作って、まずはオシロで確認です。
HT82V739 は SOP 8ピンのものしか持ってなかったので、ブレッドボードで使うため DIP 変換基板にハンダ付けしました。
Twin-T 出力は、こんな感じで、キレイなサインカーブ(約750Hz)が出力されました。
ブレッドボードにジャンプワイヤだったりするので、多少ノイズは乗ってます。
出だしは好調だったんですが・・・調子がよかったのは、ここまででした。。。
最初、小型ダイナミックスピーカを使って実験したんですが、凄く音が小さくて、まったくダメでした。
続いて、表面実装用スピーカ(四角いヤツ)を使ってみたんですが、こっちは多少音は大きくなりましたが、なんかイマイチで。
それじゃぁということで、少し大きなスピーカにもつないでみましたが、思ったほど大きな音にならなくて、ヘッドホンならちょうどイイ感じなんだけど。。。
HT82V739 のゲインは 26dB なので、ホントなら大きな音が出るはずなんですが・・・
外付けパーツも少ないので弄るところもないし。
まぁ色々やってみましたが、期待通りにいきませんでした。
トランジスタ1石のアンプや、エミフォロ入れて低インピーダンスにしてみたり、気になることはやってみましたが状況は変わらずで、おかげでブレッドボードの配線はごちゃごちゃになるしで、ホント、実装的にも悪い方向に進んでるだけで、大失敗でした。
ということで、ここはきっぱりと HT82V739 は止めにして、オーソドックスなアンプ回路の LM386 を使うことに切り替えました。(以下、LM386 の話になります。)
ボリューム最大だと波形がサチって先頭がつぶれたので、正弦波になる最大のところで止めてオシロで観測してみました。
- Twin-T の出力 : 192mV
- LM386(20倍設定): 1.64V
約10倍(20dB)といったところです。
ゲインだけで見れば、LM386 も HT82V739 も、同じ 20倍(26dB)のはずなんですが・・・
HT82V739 では、まったくと言っていいほど、上手くいきませんでした。
で、このキレイな波形の状態でスピーカを繋いでみたんですが・・・
音は大きくなったんだけど、今度はノイズが多いダメ波形になってしまって。。。
スピーカの種類を変えて試してみるも、ほぼ同じ・・・
正弦波からほど遠いダメ波形のまま。。。
原因はどこに?
ジャンプワイヤのせいなのか。
配線の取り回しが悪くて不安定になり、正帰還を起こして発振してるのか。
ここはいつも通りに、うまくいくと思ったんですが。
電源系のバイパス不足なのかなぁ・・・
パスコンの配置とか・・・
おそらく配線の取り回しのせいで、戻ってきたスピーカ電流が悪いことしてるんだと思います。
信号ラインと GND ライン。
この取り回しに問題があるんだろうと、薄っすら感づいてはいるんですが・・・
Um… 適当に配線できるというブレッドボードの悪い見本みたいになってしまいました。
こうなっちゃうと、ブレッドボードは止めて、信号を扱うならしっかりハンダ付けしなさい、というお告げなのかもしれません。
まぁ、いずれにしろ、スピーカを繋いでキレイな正弦波が出るまで、あれこれやってみたいと思います。
ここ、ちゃんとしないと・・・
こんな状態で中華に基板発注しても、ムダになるだけだから。。。