JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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M5StickC + UIFlow で morse を鳴らす ~3~

M5StickC + SPK HAT の組み合わせも、GPIO 制御のブザーも、そのいずれもモールスとして聞くに堪えない音だったりするので、Twin-T 発振回路を使った基板を作ることにしました。

これで少しはまともな音になるんじゃないでしょうか。

Twint-T 回路は前にシミュレーションしてたものを使うとして、その後段に入れるアンプは、@50と安価な BTL 方式のオーディオアンプ、HOLTEK の HT82V739 を使うことにしました。

Twin-T 発振回路

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オーディオアンプ、HT82V739
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5番ピンの CE には 上にバーが付いてるのでアクティブ・ロー(L)となるので、動作させるにはグランドに落とす必要があります。
ちなみに、ハイ(H)で MUTE になります。


BTL 方式のオーディオアンプ、HT82V739 を少し詳しく解説すると・・・


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この図は、データシートに載ってるブロックダイアグラムを抜粋したもので、この HT82V739 のチップ内には2つのアンプ(ひとつが 20dB)が入ってます。

AMP1 の出力は OUTN 端子に出力され、ここにスピーカの片方を接続します。
さらにこの出力は AMP2 のマイナス側に入力されて、反転増幅して OUTP 端子に出力されます。
この OUTP 端子にはスピーカのもう片方を接続します。

ということで、電圧は2倍になって6dB。
よって、合計 26dB の増幅が得られることになります。

一般的なシングルアンプに比べて、2つのアンプ回路で、スピーカの両端子へ反転させて接続して出力を大きくするのが、BTL(Bridge Tied Load)回路です。

それと、シングルアンプだと、無信号時に VDD の半分の電圧が出てしまうので、この直流分をカットするため、結構大きな容量のコンデンサが必要になるんですが、このHT82V739 はアンプ2個を使った差動アンプ(BTL)なので、そういうコンデンサは不要で、回路はとってもシンプルなものになります。


まずは、2.54ピッチのブレッドボードを使って基礎実験です。


最終的には、M5Stack と M5StickC で使えるようにしたいと思ってます。
5cm × 5cm の拡張モジュールにして、M5Stack に重ねられるようにして、さらに、M5StickC でも使えるように Grove 端子も付けようかと思います。

電子回路 CAD「Fritzing」で、上記の Twin-T 回路と HT82V739 のオーディオアンプをブレッドボードに配置してみました。

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あまり考えず適当に並べたら、こんなジャンプワイヤがごちゃっとした実体配線となってしまいました。
実際に、基板を中華に発注する時は、すべてのパーツが 5cm × 5cm の基板に収まるように表面実装にする予定です。  

今日はこの Fritzing で描いた実体配線を、実際にブレッドボードに組み上げるところまでやろうと、家に帰って最初に考えてたんですが・・・Fritzing でこの図描いて、このブログをここまで書いたら・・・息切れました。

実際に配線するところまでの力は残ってないので、この続きは明日以降となりました。

それでは。。。また。