前回の記事では、USB シリアルモジュールの micro USB の頭がもげてしまったことを書きました。
修復しなければと思いながらもここ最近、何かと忙しくてずっと放置状態。
最近になってようやっと時間も取れ、基板も残っているし、修復することは考えずに、もう最初から作り直しました。
で、多少手荒に扱っても頭がもげないように・・・いくつか策を講じたので、そのあたりの記録です。
中華から @100 程度で買えるシリアルモジュール。
USB ケーブルをグリグリと抜き差ししたら、コネクタの頭部分がポロリともげてしまいました。
このもげた原因なんですが。。。
中華製の安物で粗悪品だからというわけではまったくありません。
あくまでも、わたしの使い方が悪かっただけ。
まぁそんなこんなで根本的な解決にはなってませんが、2、3対策しながら、イチから作り直しました。
今回の作業では、ハンダ付け前に必要なパーツを揃えて並べました。
こうしてあらかじめパーツを揃えてからハンダ付けするのって久しぶりです。
最近は、パーツケースを漁ってはハンダ付け・・・こんなことの繰り返しでしたから。
ホント、非効率的なことばかりやってるんですよね。
こうしてキットみたいにパーツを揃えてから作るのって、ミスはなくなるし、結局は最後までスムーズに進められるんですよね。
・・・って、毎回こうできないのは、普段のパーツ整理がなってないからで。。。
増え続ける一方のストック・パーツの山・・・まったく整理が追いつかず、悲鳴を上げてます。
たったこれだけのパーツを探して並べるだけで、ん~、30 分はかかったかな。。。
パーツ管理・・・なんかグッとな方法ってないのかな。
左:1作目(シリアルモジュール、USB 頭もげ)
右:2作目(頭もげ対策済み)
頭もげ対策 ① ~ピンソケット化~
どうせ @100 の安物モジュールです。
壊れ(もげ)たら、新しいヤツに交換すればいいんじゃないかと。
モジュールの差し替えが簡単にできるように、ソケット方式にしました。
普通のピンソケットだとシールドを重ねた時にモジュールがぶつかっちゃうので、背が低い丸ピン IC 用ソケットを使いました。
このピンソケット(低メス)でもよかったけど、ストックなかったので。。。
シリアルモジュールに普通のピンヘッダを使うと、ピンが太すぎて IC 用の丸ピンソケットに挿さらないので、抵抗やコンデンサをハンダ付けた時に出た線クズを使ってモジュールのピンにしました。
モジュールの上から廃材の線クズをしっかり挿して(ラジペン使って強く挿し込む)ハンダ付けします。
こんな感じです。
このままだとモジュールがグラつくので、こんな感じにスペーサーを接着剤で取り付けました。
頭もげ対策 ② ~シリコン接着剤で固める~
続いて。
多少のグリグリでも頭がもげないように、シリコン剤を使ってガッチリ固めることもやってみました。
信越シリコーン 万能シーリング剤 100ml 透明 KE45T-100
このシリコン接着剤は、とっても絶縁性が高いので、電気部品の固定にバッチリなんです。
耐熱温度も180度と高いので、熱を持つようなパーツの固定にも最適です。
普通の接着剤と比べて多少値は張りますが、それだけの価値は十分にあるんじゃないかと思っています。
まぁ、何かと1本あれば安心な、そんな小道具のひとつです。
爪楊枝を使って盛りました。
頭もげ対策 ③ ~USB micro 延長ケーブル~
やっぱりこの方法が、お手軽対策かな。
USB micro 延長ケーブル (20cm) を経由させることで、モジュールへのテンションを軽減させます。
ここまでやって思いましたが・・・
ピンソケット化と、この延長ケーブルだけで大丈夫な気がします。
シリコン接着剤で固めることまでは必要なかったかも。
最終的に、こんな感じですかね。
まだまだ、この「ARDUINO CW KEYER」ネタは続きます。
だって、K3NG の Keyer が、最高だって思っているから・・・。