前に、ES121 というペン型の電動スクリュードライバのことを書きました。
今回は、XIAOMI WOWSTICK 1F+ というペン型の電動ドライバーです。
Amazon でも購入できます。
NovelLife Wowstick 1F Proミニ精密電動スクリュードライバ、コンパクトコードレスドライバセット、56pcs 1/8"磁気ビットキット、3.7V充電式リチウムイオン電池、USB充電、LEDライト付き
AliExpress の巡回は楽しいもので、ついつい、いらんモノまで買っちゃいますよね。。。
で、今回の精密電動ドライバー。
「同じようなもの持ってんだから買わなくてもいいんじゃねぇ」と、自分に言い聞かせてみたものの。
もう、どうにもこうにもその使い勝手が気になっちゃって。
それに何より、中華価格のその安さに惹かれて・・・ハイ、ポチってしまいました。(約4,000円)
中華価格って・・・ホント、庶民の購買意欲をかき立てるような、そんな値札で参っちゃいます。
前に買った ES121 と比べてみました。
化粧箱的には iPhone のよう・・・って、パクリか?
作業マットにケース、ドライバ立てとか・・・将来的に使わないだろうってものまで入ってました。
まぁ、コスパ最高です。
オシャレな専用ケース。
ドライバ本体(1本)とビットセット棒(1/3本)が収納できます。
これは good!
残りのビットセット棒2本も収納できたら、なおよかった。
専用の作業机があれば、常時はこうやって立てておきたいけど・・・。
・・・残念ながら、わたしはケースに入れるしかありません。
ES121と大きさだけですが比較してみました。
重量は、ES121 が105g 、WOWSTICK が 54g 、ES121の半分でとっても軽いです。
先端側の方を押すと LED 照明が点灯し時計回りに、上部の方を押すと反時計回りに回転します。
公称スペック
詳細は上記の AliExpress のセラーのページを閲覧してください。
ビット
付属してきたビットは全部で56本。
スマホの分解や修理に必要な特殊なビット(トルクス、星形)も入ってます。
小型機器のネジの開閉ならこれ一つで大丈夫です。
aitendo とかで入手できる3mmネジにピッタリ合うのでビットの買い足しも必要ありません。
写真のビットは付属の PH2 です。
ビットの取付けは簡単で、チャック側が磁石になっているのでカチッとハメるだけです。
ちなみに、ビットの形状は一般的な4mm です。
ES121でもそのまま使うことができます。
トルク
ググった情報によれば、オモチャやパソコンのネジ締めに使う必要なトルクは 5 N·m 程度とのこと。
この WOWSTICK のトルクは 3N·m と、少しばかり小さい感じはしますが、電子工作やパソコン関係のネジ締めならこの程度のトルクで十分だと思います。
ちなみに、ラック組み立てなどの DIY では「パワー中」の 25 N·m ~ 60 N·m のトルクが必要です。
こういった小型のスクリュードライバーには、
- 変速機能 → ゆっくり回り始めて徐々に回転数が高くなる
- クラッチ機能、オートストラップ機能 → 締めつきすぎを防止する
といった機能がないのは残念です。
でも、回転数が 200回転/分と低速なので、ネジ頭をなめることはないと思います。
気持ち、注意しながらの操作は必要かな。
それからこのトルクや回転数ですが、これは大きけれ大きいほどいいってもんじゃないので、締める対象に合わせて調整できるものや、またはドライバー自体を替えるとか、そういう状況に合わせた対応が必要です。
たとえば、ネジ込む対象がプラスチックの小物だったりすると・・・
大きなトルクと回転数で締めたら、それこそプラスチックにヒビとか割れが発生することがありますから。
適切なトルクと回転数、ネジ締めでは必ず意識することが必要なのです。
最後に
この精密電動ドライバーの WOWSTICK。
そのセット価格も廉価で、付属するビットの種類も多く、最初に持つ電動スクリュードライバとしては最適じゃないかと思います。
こういったモノって・・・
最初のうちだけなんだけど、手回しでネジ締めをやってきた長い経験からか、締めすぎやしないかと、なんかこれまでにない余計な感覚が新たに生まれたりしますが、ホントこんなのは最初だけですぐに慣れるし、そしてその電動の便利さからもう離れられなくなってしまうので、どうぞご安心ください。
この商品は、お勧めです。