趣味の電子工作では 2mm ~ 4mm 程度の小さなネジばかり使いますよね。
ということで・・・今回、ペン型の「電動式スクリュードライバー」を購入したのでレビューです。
AliExpress からの買い物としてはそこそこのお値段です。
中華価格としては結構するので、「性能的には十分じゃないの・・・」と、ポチりました。
ES121V ES121 Mini Precision Cordless Electric Screwdriver Smart Motion Control Power Screwdriver 16pcs 4mm Bit Set ES120 Upgrade-in Electric Screwdrivers from Tools on Aliexpress.com | Alibaba Group
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サインスマートSainSmartアップグレードES121電動モーションコントロール 充電式 スクリュードライバキット、小型デバイス用 修理ツール
- 長さ 131mm、重量 108g
- 動作電圧 3~5V
- 無負荷時の回転速度は最大 380 rpm
- 電動トルクは最大 1.5kgf.cm
- 手動トルクは最大 30kgf.cm
- ギアボックス 1:64
- トルクは4段階で調整可能(+ オートモード)
- 充電は micro USB (充電時間 45分、フルパワーで30分稼働)
- ドライバービットは 4mm 六角
- オープンソース
16本のビットが付いてきました。
(PH2 / PH0 / PH00 / PH000 / SL1.5 / SL2.0 / SL3.0 / SL4.0 / H1.5 / H2.0 / T4 / T6 / T8 / T10 / P2 / P5)
使用方法
ドライバーはモーションセンサで動作する構造になっていて、回す方向に手首をわずかに動かしながらボタンを押すとその方向で回転を始めます。
ネジを締めるなら、ドライバ-をわずかに右に回しながらボタンを押す。
緩めるなら、わずかに左に回しながらボタンを押す。
操作はこれだけです。
パラメータの設定
トルクは設定画面から変更します。
ボタンを3回押すと「設定」に入り、何もしないか、ボタン長押しで「設定」から抜けます。
A はオート、あと4段階(1強~4弱)でトルクは変更できます。
充電について
充電は本体トップにある micro USB で行います。
仕様上ではフルパワーで 30分稼働するとのことですが、ここまで連続使用してないのでホントかどうかは不明です。
ただ、電池の消耗は激しそうで・・・作業終了後の充電は必須ですね。
設定ファイル config について
ドライバーがオフの状態で USB ケーブルを PC に接続してボタンを押すと、PC に新たなドライブが追加されます。
その追加されたドライブの中に、設定ファイルの config.txt があります。
この config.txt の内容を書き換えることでドライバーの動作を変えることができます。
ここでネジについて
たとえば、プラスのネジですが、
このネジは JIS 規格(日本工業規格)で十字ネジとも呼ばれているもの。
そしてネジのサイズは4種類あって、小さい方から1番、2番、3番、4番となっています。
で、こちらはアメリカのフィリップス・スクリュー社が発明したというフィリップス型と呼ばれるネジで、そのサイズは PH000、PH00、PH0、PH1、PH2、PH3 の6種類があるようです。
このネジの写真はネットから拾ってきたものなんですが・・・なんか同一に見えますよねぇ。
まぁプラスのネジ自体はフィリップス社の発明品なんだから、JIS が同じでも何ら不思議はないのですが。。。
最後まで調べてませんが・・・ちょっと気になってしまいました。
ただ、ヨーロッパ圏で使われるプラスネジ(十字のバッテン印が刻んである、ポジドライブという)だけは違っているようで、専用のドライバーが必要になります。
■ ■
それで何で急にこんな話をしだしたか・・・ですが。
私が使っている 3mm プラスネジの溝に付属のビットがフィットしなかったんですよ。。。
3mm ネジには PH2 がフィットするはずなんですが・・・すこーし、緩くて、合わない。
で、しっかりフィットする他のビット(PH2)と比べてみたら・・・付属のビットの先端が尖ってるし。
この先端のせいでフィットしないことが判明しました。
PH△ という規格にも幾つかの種類があるんですかね。
この先端が尖ったビットに合うネジを持ってなかったので、これ以上の確認はできませんでしたが。
ということで、
aitendo とかで売っている PM ネジは先端が平らなビットじゃないとフィットしないので要注意です。
(ちなみに、PM3 ネジは PH2、PM2.5 なら PH1 のビットがそれぞれフィットします。)
ビットの互換について
一般的に市販されているドライバーセットのビットと互換があります。
付属のビットだけでは種類も少なく、ネジ溝によってフィットしないこともあるので、こういったセットも一緒に購入しておくといいと思います。
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ということで、この電動ドライバー。
ペン型ということもあって小さなものを組み立てるような電子工作のネジ締めにはとっても向いてます。
大物の DIY では電動スクリュードライバが必須なように、
電子工作界隈でも、「まぁ、持っててもいいかなぁ」って、感じはします。
ただ、ねじを回すだけの工具にしては、すこ~し贅沢かもしれないけど。
このドライバーはオープンソースなので・・・そのうち誰かが安く売りだすかも、ではありますが。
まぁ、お金に余裕のあるという方は・・・おひとつ如何でしょうか。
------- 2019/12/07 追記 -------