Fusion PCB に発注していた ATmega1284P 基板が届いたので、早速組み立ててみました。
2018/12/16 発注
2019/01/08 到着
基板の大きさは "Arduino CW Keyer Shield" と同じ、8cm × 8cm です。
シリアルモジュールの取付けにで無用なテンションが加わらないように、ピンを抜いたピンヘッダを接着剤で取付けてレベルを合わせました。
こんな感じになります。
USB ケーブルの抜き差しで余計なテンションが掛かってしまいますからね。
この基板では、三端子レギュレータだけが表面実装パーツで、他は普通のパーツです。
必要なパーツ数が少ないのでハンダ付けはサクッと終了します。
ピン数の多いICを扱う際は、ピンをきれいに揃えてからソケットに挿し込むことが大切です。ピンが曲がったり折れてしまうと、修復が面倒になったり最悪の場合はICが使えなくなることもあります。
私は必ず「ピンそろった」のような専用のツールを使い、ピンを整えるようにしています。写真のように事前にピンを揃えておくと、安心して作業ができますよ。
サンハヤト ピンそろった ICS-01 ワンタッチでDIP ICのピンが整列
Arduino のブートローダを書込み
Arduino UNO を使ってブートローダを書き込みます。
Arduino UNO を ArduinoISP にする(準備)
スケッチの例から「ArduinoISP」を選択し、プログラムを書き込みます。
このとき、使用するボードは「Arduino UNO」です。
コンパイルとスケッチの書き込みが正常に完了すると、UNO は ISP(インシステムプログラミング)用の書き込み機として使えるようになります。
ArduinoISP で ATmega1284P ボードにブートローダを書き込む
Atmega1284P ボードの ICSP と Arduino Uno を写真のとおり接続します。
ジャンプワイヤ6本を使って Arduino Uno に接続するだけです。
ボードは「ATmega1284」を選択します。
書き込み装置が「ArduinoISP」になっていることを確認したら、「ブートローダを書き込む」ボタンをクリックします。
書き込みが正常に終了しました。
これで ATmega1284P ボードは、Arduino 互換機となりました。
左:今回新たに作った ATmega1284P ボード
右:これまでの試作ボード
シールド基板に合わせたので、こんなに大きくなってしまいました。
ATmega1284P ボード + Arduino CW Keyer シールド
2枚の基板を合体です。
左:Arduino CW Keyer シールド
右:今回の基板
合体すると、こんな感じになります。
最後に、K3NG Arduino CW Keyer のスケッチを書き込みます。
書き込みが正常に終了しました。
電源を入れると、いつもの「K3NG Keyer hi」が軽快なモールス音とともに LCD に表示されました。
心配していた ATmega1284P ボードですが、基板には特に問題がなかったようで、ひと安心です。
今日はここまでにして、全体のテストはまた後日行う予定です。