JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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ARDUINO CW KEYER を試してみた ~その59~

当ブログで頒布中の「Arduino CW Keyer(K3NG)」基板について、使用パーツの最新情報をお伝えします。

基板に使用する部品は、基本的に秋月電子で入手できるものを選定していますが、「3.5mm小型ステレオミニジャック 基板取付用」の型番「ST-005-G」が現在入荷未定で、入手が難しい状況です。JL1BLF さんよりご報告いただき、調査を行ったところ、この「ST-005-G」は製造が終了していることがわかりました。代替として、「PJ-321」という中華製パーツがあり、こちらで完全な互換性が確認できています。


ST-005-G

 

PJ-321

 

また、フォトカプラの「TLP627-2」についても、秋月電子での取り扱いが終了しているとの情報を JF1OLT さんからいただきました。「TLP627-2」は、東芝製の2チャンネル・フォトダーリントン出力フォトカプラで、300V のコレクタ・エミッタ間電圧と高い電流伝達率 (CTR) が特徴です。代替品としては、「PC827」や「HCPL-2531」が挙げられます。

また、本回路では通常のスイッチ用途で使用しているため、完全互換ではないものの、国内で入手可能な aitendo 取り扱いの「TLP-621-2」でも動作することを確認しています。

さらに、4ピン DIP タイプの「TLP627」(1回路)を2個使用して、基板上で8ピンの配置に代用することも可能です。(下の写真)



基本的に、フォトカプラの内部ピン配置が以下のようになっているものは代用品として使用できます。

  • 1ピン:アノード
  • 2ピン:カソード
  • 3ピン:エミッタ
  • 4ピン:コレクタ

この条件を満たすフォトカプラであれば、同様に動作可能です。

 

TLP-627-2

 

TLP-621-2


今後の対応としては、頒布する「Arduino CW Keyer(K3NG)」基板に、入手が難しい ST-005-G、TLP627-2(TLP627 × 2)、LCD1602 + I2C モジュールなどをセットにした形で提供できるよう準備を進めています。

ご不明点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。