JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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UV-K5 に「KD8CEC v.0.41」を導入

AliExpress で手に入れた「HFフルバンド改造用モジュール」を取り付けて、ファームウェア V.0.41 を導入しました。

この中華のモジュールの取り付けについては、以下の YouTube 動画がそのものずばりの改造方法をわかりやすく説明しているので、動画の指示に従って作業を進めるといいと思います。

www.youtube.com

 

www.hamskey.com


動画では、モジュールの IC パッド部分と本体基板のパッド部分をハンダ付けせずに、パット同士を接触させていますが、私はモジュールの位置を少しずらして配置し、必要な接続はすべてワイヤを使って結線しました。この方法を取った理由として、直接パッドを接触させることで接触不良が発生しやすく、結果、ワイヤで結線する必要があると考えたからです。

また、モジュールの RES や AMI を結線する際も、正規のモジュールの位置だとパッドと各パーツが近すぎて、逆に結線が難しいと考え、モジュール自体を少しずらした配置としました。

ちなみに、モジュールの裏面のパッド部分には本体基板とのショートを避けるため、シリコンで固めました。

なお、動画中では、外部アンテナの根元の接栓金具を最初に外してましたが、この金具の取り外しは必要ありません。


■ ■ ■


改造前の下準備として、下の「Quansheng_UV-K5_Wiki」にある、PCB パータン図や回路図を見ておくといいと思います。

github.com


作業が終了したばかりで、使い方もよく分かってません。


■ ■ ■

 

最後に、改造を行っていて、ふと思ったことがあります。それは、無線機を HF フルバンド化にするために、無線機本体とほぼ同じ費用をかける必要があったのか、という疑問です。私はアマチュア無線をやっていることもあり、こんな改造を行いました。しかし、実際に HF バンドを受信する機会はまだなく、その価値はこれから確かめるところです。

そして、V/UHF の AM や FM の電波を受信することだけが目的なら、このようなリスクの高い改造は避けるべきではないかと感じています。ということで、本体の改造をすることなく、さまざまなファームウェアを試してみることの方が賢明なような気がしてなりません。