JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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中華の UV-K5 を盗聴波探索用にする

中華の UV-K5、K6は、カスタムファームウェアを書き込み、送信禁止にすることで、国内メーカの受備機に劣らない広帯域のハンディ受信機として活用できます。

販売価格も、一桁間違っているんじゃないかという値段で買えるので、こういう無線機が流行ったりすると、国内メーカさんもたまったもんじゃないでしょうね。日本国籍な私としては、国内メーカにお金を落としたいところではありますが、ここまで価格破壊していると、AliExpressで、クリックしてしまうことは止められません。飲み代よりも安い、2、3千円で充電スタンドやアンテナまで付いた無線機が手に入るのですから、これだけ安かったりすると何台かまとめ買いして、広帯域受信機に改造し、知人にプレゼントも気軽にできると思います。



ということで、手持ちの UV-K5 を盗聴波探索用の受信機にして、娘さんが一人暮らしで心配しているという、親御さんにプレゼントしようかと考えています。

メモリに登録する盗聴波は、俗にいう「盗聴6波」というもっとも使われている周波数で、これ以外については、登録することは止めることにしました。盗聴波として使われる周波数はそれこそ数え切れないほどあり、そういう周波数を登録することで、誤受信でスキャンが停止することが頻発することも予想されるため、操作する人が無線に詳しくなかったりすると、誤解を生じたり、何かと面倒になるので、メジャーな盗聴機で使用されている、「盗聴 6波」だけにしました。

「盗聴6波」とは

盗聴器が使用する周波数に特定の規則はないものの、一般的には 139 MHz から 400 MHz の範囲で使用されることが多いです。この帯域内で盗聴によく使われる周波数が、「盗聴6波」として知られています。

  • UHF 帯
    • 398.605 MHz (Ach)
    • 399.455 MHz (Bch)
    • 399.030 MHz (Cch)
  • VHF 帯
    • 139.970 MHz (Ach)
    • 140.000 MHz (Bch)
    • 139.940 MHz (Cch)


この「盗聴6波」は、市販されている盗聴器発見器にも基本的にプログラムされている周波数です。したがって、盗聴波探索用の受信機として活用する際には、これらの周波数を考慮することが有効です。

 

UV-K5 に「盗聴6波」をメモリする

本体に「盗聴6波」をメモリし、ボタン一つでスキャンができるように設定しました。直接本体のボタンを使って周波数をメモリする方法もありますが、これでは操作が煩雑になり、登録する周波数が一目でわかりにくいというデメリットがあります。そこで、より効率的な方法として、「QS Portable Radio CPS」という公式ソフトウェアを用いて、パソコンから本体に周波数をメモリしました。

この方法では、周波数を一覧で見ることができ、より簡単かつ正確にメモリを設定できます。




Channel → MR channel
NO. で空いているところに周波数を登録します(実際はどこに登録しても大丈夫です)。


Scan list に、先に登録した Channel name を登録します。
スキャンリストとして2つ登録でき、私は、盗聴波だけをスキャンするため、"Scan list 1" に、6波だけを登録しました。

サイドボタン2の「短押し」に「スキャン開始」を設定しているので、このボタンを押すだけで、盗聴波のスキャンがすぐに始まります。

操作は非常に簡単なので、無線に詳しくない人でも、盗聴波を迅速にチェックすることができます。

女子の一人暮らしの部屋で盗聴波探索をしている(イメージ)


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