JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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パソコンやマイコンを使って CW を解読する

Windows パソコンで解読("cw mania decoder" を活用)

無線の運用にパソコンを使用している方であれば、Windows 版の "cw mania decoder" を試すことをお勧めします。


最近は FT8をやっている人も多いので、無線機のオーディオ信号は、既にバソコンへ取り込める状態になっていると思います。そのため、FT8 のユーザーはこの "cw mania decoder" を立ち上げるだけで、モールスの解読が可能になるはずです。ただし、Windows のセキュリティの設定で、オーディオの使用許可を与える必要があるので、上手く動作しない場合は、そのあたりの設定を行ってください。

 

マイコンで解読する(M5StickC Plus を活用)

この記事は、M5StickC Plus が販売されたばかりで、国内での入手が困難だった頃に書いたもので、当時は試そうにもマイコン本体が入手できずに試すことができない、というメールをいただきました。現在は、国内のどのショップにも在庫は十分に確保されているようで、いつでも入手できるようです。

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M5StickC Plusに解読プログラムのバイナリを書き込む方法については、「M5Stack で CW Decoder を作る ~8~ 」に記載された手順に従って進めていただければ完了します。書き込み作業が難しいと感じる方のために、手順を簡単に進められるバッチファイルも作成しています。マイコンに詳しくない方でも、スムーズにプログラムの書き込みが可能になるはずです。もし、それでも上手く行かない場合は、V/UHF の無線交信でマイコンに詳しいローカル局に相談してみてください。こういう CW 解読器のようなオモチャの話題で盛り上がることは、今後のマイコンを使った活動にもつながり、アマチュア無線の活性化にもつながると思います。

 

 

マイコンで解読する(Arduinoを活用)

M5StickC Plus は LCD やマイクが内蔵されているので、プログラムを書き込むだけでモールスを解読させることが可能です。しかし、約4000円と少々高価ですので、もっとお手軽にモールスを解読したい方には、以下のサイトで紹介されている Arduino を使った方法をお勧めします。


この方法では、LCD や抵抗などの部品を入手する必要がありますが、特別な部品は使用していないので、比較的簡単にパーツを集めて試すことができます。本家サイトには欧文だけではなく和文もデコードできるように私が修正したスケッチもアップロードされております。

それから、当ブログの過去記事「cw decorder ~1~ 以降」でいろいろ実験しておりますので、そちらの方も参考にされるといいと思います。また、当時は基板も作ったりして実験していましたが、それらの基板はすべて希望者に差し上げたりしていて、残っていないと思います。ただ、現在ではより高性能で安価なマイコンもありますので、新たに作り直してみようかと考えてみたり、iPhone や Android のタブレットでも解読できるようにブラウザ版を作った方が、より活用の幅が広がるんじゃないかと思ったりもしています。


以上、楽しんでください!