JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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cwdecoder を試してみた ~その1~

Arduino を使った CW 解読「cwdecoder」を試してみました。

skovholm.com


cwdecoder | www.skovholm.com


なお、ここのウェブサイトには、わたしが個人的に修正した和文を解読するスケッチも掲載されているので、ぜひとも、皆さんの無線活動に役立てていただければと思います。
(”ホレ” で和文に自動で切り替わり、”ラタ” で欧文に自動で切り替わります。)

このウェブサイトに掲載されている通りにジャンパワイヤで配線すれば動作しますが、私は LCD ボードに接続する配線を少なくしたかったので、パラレル接続ではなく I2C モジュールが使えるようにスケッチを少し修正しました。

I2C モジュールが付いた LCD ボードは少しお高いので、私は安価な LCD ボードに別途単品で購入した I2C モジュールをハンダ付けして使いました。

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5個で 600円程度の安物です。(勿論、中華モノです。)
アドレスは 0x27 を使っているみたいです。

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安物の ”1602 LCD” に取り付けて使います。

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I2C モジュールは LCD ボードの裏側に取り付けます。
I2C にすると配線は4端子(VCC,GND,SDA,SCL)だけで済むので作業が楽です。

Arduino ボードの I2C ピン配置

A4 (SDA)
A5 (SCL) 

 

f:id:JH1LHV:20150116233159j:plain

起動すると、LCD ボードに「00 WPM」と表示され、オーディオ信号としてのモールス待ちの状態になります。

 

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CW MANIA を使って「CQ DE JH1LHV K」の文字列をオーディオ出力させてみました。

 

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どうです。

CW MANIA で設定した速度と同じ値を示して正しくデコードしています。
(CW デコードは、以前に作って実験したことがありましたが、こちらの方が秀逸です。)

Goertzelアルゴリズムを使ってデジタル信号処理しているようです。

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必要な部品も抵抗3本と、コンデンサと LED それぞれ1個だけなので、あとは Arduino マイコンがあれば、すぐに試せると思います。

ただ、どうせ試すなら LCD が ”20*4"(4行20桁)の大きいヤツの方が見やすいと思います。

今日はここまでですが、AVR ワンチップだけの最小構成で基板化だけはやりたいですね・・・

この「cwdecoder」があれば、巷にある「ウン千円」もするような CW デコーダを購入する必要はなくなるんじゃないでしょうか。

しばらくは、この「cwdecoder」で遊べそうな、そんな気がする、今日このごろです。