先日アップした子供向けニュースの和文電信ですが。
ハム(アマ無線)という趣味をご存知にならない何人かの方から、「このピーピーと流れる音には何か意味はあるのか、一体なんていってるのか?」というような、ご質問をいただきました。
ということで、今回は、以前作成したモールス解読器(デコーダ)を使って、子ども向けニュースの和文電信を解読してみよう、という企画です。
モールス解読器で、ひと符号ずつ文字に変換されるところを眺めることで、何となくかもしれませんが、「モールスってこういうものなんだ!」ってことだけは伝わってくれるんじゃないかと、そんな願いを込めて記事にしました。
解読させるのは簡単です。
まず、拙作のモールス解読ソフト cw_mania_decoder をダウンロードしてください。
(当ブログの ”ソフトウェア情報” 、cw mania decoder v.0.03b が、これに該当します。)
これ作ったの、5年前かぁ。月日が流れるって早いなぁ~。
ブログの再生ボタンを押してスピーカから聞こえるモールスを、このソフトを使って解読します。
Windows のサウンドの設定を録音にして、マイクでスピーカの音を拾って解読するのもいいんですが、マイクがなかったり、準備するのも面倒だったりするので、今回はパソコンから聞こえる音をそのまま解読します。
パソコンから聞こえる音を、この解読器に取り込むための前準備として、Windows のサウンドコントロールの録音を、「ステレオミキサー」にする必要があります。
この「ステレオミキサー」を選択することで、物理的にマイクを繋いで音を拾う必要はなくなります。
それで、この一覧に「ステレオミキサー」が見えない時の対応ですが。
(結構、見えないことが多いみたいです。)
画面の適当なところで右クリックして、プロパティを表示。
そして、「切断されているデバイスの表示」をチェックすると「ステレオミキサー」が見えると思いますが、もし、これでも見えなかったりしたら、残念ながらドライバーから入れ直す必要があるかもしれません。
サウンドの録音を、この「ステレオミキサー」に設定できれば、あとは解読ソフトを起動するだけです。
<cw mania decoder の設定>
- 周波数:680Hz
- 欧文・和文の切り替え:和文
和文電信で聞く「子供向けニュース」~6~ から、20wpm、700Hz の方を選択して再生します。
この 20wpm(モールスの速度)の方なら、ほぼ 100% で解読してくれると思います。
ちなみに、もうひとつの 25wpm 方ですが、わたしの環境では誤読が多くてイマイチでした。
マイクから入れた時は 25wpm でもいけたのですが・・・
まぁ人間の耳ならしっかり聞き取れる速さなので、キカイの解読より人間の方が優れてるってことで。
ということで・・・
モールスを聞き分けるって、まぁこんな感じなんですよ・・・
ハムの人達って、このピーピーって聞こえる音を、ひと文字ずつ頭の中で変換して、そして会話を楽しんでいる、そんな集団なんだってことが、分かっていただけたら幸いです。