JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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μBitx v4 を作る ①

なんの心境の変化か・・・数年間積んできた、キットを作り始めました。
今回作り始めたのは、HF SIGNALS の派生キットの μBitx v4(現在は μBitx v6 を販売中)で、HF(3-30MHz)のオールバンド SSB、CW のトランシーバーになります。

本家の HF SIGNALS のウェブサイトには μBitx v4 に関する情報は少ないので、μBitx 愛好家たちによる情報サイトである ubitx.net の記事を頼りに作っていきます。

uBitx – The All-band HF Amateur Radio Transceiver: Just waiting to be modified

 

v4 基板の推奨する修正点

ubitx.net の記事を見ると、以下の修正を施すことを勧めているようなので、今回の製作ではこの修正を念頭において製作していくことにします。

  • 電源の逆接続防止
    電源ジャック部分にヒューズ、逆電圧保護用のダイオード(1N4004)追加する。
     → これはやる予定です。

  • 18MHz を超える周波数におけるスプリアス対策
    本体基板の L5、L7 を 680nH 1210(EPCOS TDK MURATA)のインダクタに変更する。
     → スプリアスの状況により対策するか決定します。

  • 不要なスプリアスの除去
    出力段の近くにある4つのリレーを Axicom D2n 12v(model V23105-A5403-A201)に変更する。
     → スプリアスの状況により対策するか決定します。

  • スピーカ出力のオーディオ信号の歪み対策
    場合によってスピーカ音が歪むらしい。
    4Ω、8Ω より高いインピーダンスのスピーカを使用する。
     → 32Ω のスピーカの手持ちが無いので、8Ω で歪むような時に考えるとします。

  • ファームウェアのアップグレード
    KD8CEC が提供する(2021年4月現在 v1.2)にアップグレードする。

    Release CEC Firmware v1.200 for uBITX All version(include V2, V3, V4, V5)
     → v1.2 のファームウェアに更新します。

  • 自動ゲイン制御(AGC)の追加
    ND6T 開発の AGC mod を作成するか、K5BCQ のキットを購入する。
     → いっそのこと、サイトに公開されていたガーバデータを使って中華基板で作るか、検討。

  • 全バンドの送信出力をフラットにする
    SSB 10W PEP を全バンドで実現するため、終段回路を改造する。
     → これは、多分しません。

  • ディスプレイをカラータッチスクリーンにアップグレード
    Nextion LCD カラータッチスクリーン(3.2インチ以上を推奨)に変更する。
     → 手持ちの、”Nextion NX4024T032 3.2 インチ(BASIC バージョン)” に変更する予定です。

製作準備

基板やパーツの員数チェックと・・・これらを眺めながら、完成をイメージする作業。(これ、重要!)
 

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丁寧な梱包です。
本体基板やパーツ類は、プラケースの中に収められています。
このセット、何故だかもう1セット持っているんですよ。(どうしたもんかなぁ。)

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パーツリストが入っていたので、一応チェック。

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キットといっても、もうご覧のとおり完成済みです。
あとやることは、右側のパーツ類をケースに取り付け、基板のコネクタと接続するだけです。

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本体基板です。
パーツのハンダ付け、トロイダルの巻き方もキレイで、丁寧な作りです。
出荷時に実際に動作チェックしてるそうです。

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基板の右下にバージョンがプリントされていて、これは v4 のようです。

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Raduino 単品を USB で繋いでみました。
v4.3 のファームのようです。
でも、すぐに "uBITX CEC ファームウェア v1.200" に変更します。

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このキットのイチバンの仕事としては、どうやってケースに収めるか・・・これ一点に尽きます。

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3.2”” の Nextion LCD を使う予定なんですが、ご覧のとおりこのケースではギリギリでした。
ダイヤルやボリュームツマミ、ジャックなんかが収まり切れるか心配です。
もうひと回り大きなケースにすればよかった、かもです。

ということで、この μBitx v4 製作の記事はしばらく続くことになりそうです。