仕事から帰ると部屋の中は 37 度越えの熱帯地獄。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
部屋に入ってエアコン付けても、すぐには涼しくならないし・・・
あ~~、アツイ。
こんな状況、なんとかしないと。。。好きなパソコンも触れやしない。。。
と、そんなこんなで、タイトル通り。
外から自宅のエアコンの冷房のスイッチを入れられるように、環境整備しました。
(構成)
- Raspberry Pi Zero W
- ANAVI Infrared pHAT(数年前に KickStarter で応援した、IRセンサ、RasPi アドオンボート)
- Blynk(インターネットから GPIO がコントロールできるサービス、過去記事)
RasPi + ANAVI がピッタリ収まる 3D プリンタの STL データは、
ここからダウンロードできます。
コスト的に考えると、この組み合わせはちょっと贅沢です。
24時間365日で稼働させるエアコン制御専用と考えるなら、
ESP32 + IR センサ + Blynk の構成が正しいんじゃないかって思ってます。
(KickStarter で入手した ANAVI Infrared pHAT を眠らせておくのはもったいないだけだったりします。)
動作させるにあたり、上手くいかなかったこと!
IR信号の送受信を行う Linux のパッケージ、LIRC は使っちゃダメってこと!
最初、IR(赤外線)を制御するため LIRC で色々試してみたんですが、結局、丸2日ハマりにハマり、結局、最後は諦めました。
確かにウェブには「LIRC は問題ありとかで、使わない方がいい・・・」というようなことが、あちこち書いてはあったんですが、とはいっても、「やってる人もいるんだから」と、意地になってやってみたんですが、ホント、連休中がっちりハマりました。。。トホホ。
で、LIRC でやることを止めて、GPIO の制御ライブラリの pigpio で再チャレンジしたところ、もう嘘のようにすんなり。
Raspberry Pi で家電を制御するなら、pigpio を使えってことです。
pigpio ライブラリをインストールして GPIO を設定するだけ。
GPIOの設定
Pins | GPIO | |
---|---|---|
IR LED | 11 | 17 |
IR Receiver | 12 | 18 |
エアコンの赤外線コードを学習(受信モードに設定して、冷房ボタンを押すだけ)させて、ターミナルから送信コマンドを送ったら、もう簡単にエアコンの冷房が作動してくれました。
参考にしたブログ
ここのブログの記事通りに進めていけば動作させることができました。
(ちなみに、記事中のピン配置は ANAVI Infrared pHAT と同じです。)
続いて Blynk で遠隔制御です。
参考にしたブログ
ここのブログの記事を参考にして、BLYNK_WRITE_V10.sh を作成して、Blynk のバーチャルポート V10 に割り付けました。
BLYNK_WRITE_V10.sh
#!/bin/sh
python3 irrp.py -p -g17 -f codes light:on
これで、iPhone にインストールした Blynk からエアコンが制御できるようになりました。
今のところは、ボタン1個で冷房オンするだけです。
ということで、最初 LIRC で思いっ切りハマりましたが、結果オーライということで。
これからも暑さは続きますが、これで涼しくなった部屋に入れるようになりました。
こんな程度のことですが、IoT で多少生活も快適になり、なんかチョットだけイイ気分です。