前に micro:bit で ”コールサイン・トレーナ” を作りました。
で、今回作るのは、ホントの入門者に向けたもので、
これからモールス符号を覚えようとしてる人に向けたものになります。
そもそも micro:bit は小学生の IoT 教育のためのものです。
まず最初に必要なのは、すでにモールスを知ってる人に向けたものじゃなくって、モールスをまったく知らない人がイチから覚えていく、そういうものが必要だったんじゃないかって。
micro:bit を使う小学生にもモールスを知ってもらいたいし。
ブログのアクセス数をみても、モールス入門記事の閲覧が圧倒的に多いのも事実で。
それに先日の QSO パーティでもモールスを覚えるだけでも大変だっていう人が結構いたんですよ。
皆さん、苦労して覚えてるんだなぁってことがビシバシ伝わってきて・・・なんとかしたくなりました。
ということで、本日、今年初の秋葉原に行き、心機一転 micro:bit を買ってきました。
入手先は、お馴染みの秋月電子です。
1個持ってるので買う必要はなかったのですが、せっかくアキバ行ったし、実験用にもう一式あってもいいかなぁ~って、買って帰りました。
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なにか新たなことを覚えるとき、単語カードを使うことがありますが、モールス符号を覚える時にも使ってる人は多いと思います。
普通はカードの表にアルファベット、そして裏にモールスを書いて、この例でいえば、「A」の文字をみて、瞬時に「ト・ツー」と言えるように覚えていきますよね。
この動作は文字を見てモールスを言い当てるので、どちらかといえば「送信技術」に影響を与える練習になると思います。
で、こちらの「・-」という画を見てアルファベットの「A」と言い当てるやつですが・・・
この動作は「受信技術」に影響を与える練習になると思います。
えっ?
音を聞いてないのに受信技術に影響を与えるって・・・?
はい。
これが単語カードを使った覚え方としての最大の弱点でもあり、ダメなところ。
音じゃなく、紙に描かれているモールス符号の形をみて「A」と覚える・・・これじゃダメなんですよ。
ペーパー試験のためにただ覚えるだけというなら、この方法でも、ゴロで覚える合調法(B:ビートルズ)でも、簡単に暗記ができる方法を採用すればいいと思いますが、将来的に高速なモールスを聞き取れるようになりたいなら、最初から音を聞いて覚えていくのがベストなんです。
ということで、普通の暗記ものなら単語カードで十分なんですが・・・
音を聞くことが重要になるモールスでは、この単語カードを使った暗記法では不十分なんですよ。
(昔はこうやって覚えるしかなかったけど。。。)
ということで、今回作るのは、この部分を micro:bit で実現するものなんです。
micro:bit を使って、実際に音を聞きながら、この単語カードの表面、裏面のようなことができたら入門者にとって優しいんじゃないかって。
とにかく一貫していえることなんですが。
モールスは音を聞いて覚えないとダメだということ。
この一言に尽きるので。
だって、音を聞く以外にモールスを覚えるベストな方法なんてないでしょう。
だから、ただ、聞くだけ・・・これだけなんですよ。
ということで、micro:bit を使った、単語カードのようなものを作ろうかと画策しております。
しかし・・・明日から本格的に仕事だっていうのに、アキバ行って、こんなこと考えて、他にやることないのかね。(天の声)
・・・って、こういうこと、スキで楽しいからやってるんですよ。^^(私)