とりあえず、前回記事の構想を満たすものを作りました。
この先、もう少し手直しが必要になると思うので、プログラムは hex ファイルだけ置いておきます。
download: morse_trainer_v1.hex
プログラムは MicroPython なんですが、ソースを公開するならブロックエディタの方がいいんじゃないかと思ったりしていて、とりあえずはこのまま MicroPython で最後までいきますが、いい感じになったらブロックエディタに書き直して、それからアップしようかなぁ~って思ってます。
プログラム(HEX ファイル)の書き込み
micro:bit への HEX ファイルの書き込みはとっても簡単です。
パソコンと接続した時に現れる「micro:bit ドライブ」に HEX ファイルを放り込むだけで、あとは勝手に本体のメモリに書き込んでくれます。
基本操作
基本的には前回の構想を具体化しただけです。
なんか、ごちゃごちゃ文字で説明してもわかりづらいと思いながら、基本的ことだけを書きます。
実際に micro:bit を買ってきて、動かしてみるのがイチバンです。
ホント、このトレーナの操作は単純ですから。
文字面モード
(単語カードのイメージ)
- 単語カードをアルファベット面にして、カードをめくりながら符号を言い当てる。
- アルファベットに対応するモールスはカードの裏側で確認。
(micro:bit では)
- A ボタンでアルファベットを選択し、そのアルファベットに対応する符号を言い当てる。
- B ボタンでそのアルファベットのモールスが鳴動する。
モールス面モード
(単語カードのイメージ)
- 単語カードをモールス面にして、カードをめくりながらその符号に対応するアルファベットを言い当てる。
- 符号に対応するアルファベットはカードの裏面で確認する。
(micro:bit では)
- 画面に ? を表示してモールスが鳴動するので、対応するアルファベットを言い当てる。
- B ボタンで同じモールスが鳴動する。
- 画面表示が ? の時に A ボタンでアルファベットを表示する。
- 画面がアルファベット、数字の時、A ボタンで次のモールスがランダムで鳴動し ? を表示する。
ブザーモード
和文を覚えながら ”モールスごっこ” もできるように、A ボタンを押しながら電源を入れるとブザーモードになり、B ボタンを押してる間だけ音が鳴ります。
これで "モールスすごっこ" で遊べると思います。
雑感
10年後には小学校でもプログラミング教育が始まるようですが、このままブロックエディタ(Scratch 風のプログラミング)スタイルのプログラミングが生き残っているのか、それともまるで違ったものへと進化しているのか、まったく想像できませんが、今を考えると、やっぱり視覚でイメージできるブロックエディタは、英字と記号だけのプログラミングに比べてわかりやすいのは確かです。
ただ、動作が少し込み入っただけでブロックは複雑になり、わかり難くくなるし、命令ブロックの数も少ないので実現できないことも多かったりと・・・長い目で見るとかえって次のステップへ進む足かせになってしまうんじゃないかって。
ブロックエディタって、本当に将来につながってくれるのか、ちょっと心配になったりしています。
まぁ、ブロックエディタのようなものは、プログラミングの基本(条件、判断、反復・・・)を学ぶだけに止めといて、やっぱり文字と記号で記述するこれまで通りのプログラミングスタイルに、将来的に移行することを念頭に置いた学習を進めるべきじゃないかと思います。
10年後も、Microsoft Visual Stduio のような記述型のプログラミングスタイルは主流だと思うし、これは将来にわたって揺るがないんじゃないでしょうか。