今のところ、基板の外注といえば seeed の Fusion PCB を使ってますが、
その seeed から以下のようなメールが届きました。
何やら、基板設計時に役立つ情報が満載されたガイドブックが、
無料でダウンロードできるとのこと。
早速、メールの内容に誘導されるまま・・・上記のリンクからダウンロードしてみました。
ガイドブックは誰でもダウンロードできるみたいで、
ログインしなきゃダメとか、注文したことなけりゃダメとか・・・そんな意地悪な制限はありません。
分かりずらいですが Fusion PCB のトップページの上部にダウンロードのリンクが張られています。
それと、今なら 10cm✕10cm の基板10枚が $4.9 で作れるみたいなので、何か探して注文しないとね。
ガイドブックは PDF で 43ページ。
内容としては、この目次の通りなんですが、
プリント基板の仕様、階層構造、配線パターン、ドリルホール、ソルダマスク、
表面処理、銅箔パターンの設計、シルクスクリーン、部品配置の検討などなど・・・
トップページの概要には、seeed の9年間の製造経験をまとめたものである、と記述されています。
確かに工学書が並ぶ書店で、この手の PCB 設計に係る書籍は一度も見たことないので、
このガイドブックは、ホント貴重な資料になると思います。
これまでの私の基板発注のやり方と言えば、
KiCad の豊富な機能に助けられながら、何も考えずに適当にクリック。
そして、ガーバーデータをでっち上げて基板を発注してました。。。
こうして、このガイドブックを熟読して気付いたのですが・・・わたし、PCB 作成をなめてました。。。
こんなにも厳格なルールがあったなんて。ホント勉強不足でした。
これまでは、たまたま上手くいってただけだったんですね。。。
無知って怖いですね。。。
これまで手探りでやってたことが、このガイドブックでハッキリと知識として得ることができたので、
これからは、もう少しだけ・・・高品質な基板が発注できそうです。
それと、このガイドブックですが、
Fusion PCB に特化した技術だけが書かれているわけじゃないので、
他の基板メーカを使っている人でも、これらの技術は知っておいて損はないと思います。
ということで、
基板を外注している人も、そうでない人も、ダウンロードして一読することをお勧めします。
-------------- 2018/01/01 追記 --------------
現時点「プリント基板設計ガイド(PDF)」は、次の URL からダウンロードできます。