貧乏暇なし。。。ということで。
今日は撮りためていた写真の中から、方向性結合器(カプラー)の写真をアップします。
まずは、20dB カプラーを作る。
至極一般的な 20dB カプラーです。
フェライトコアの FT-50-43 に 0.5mm のポリウレタン銅線を 10回巻いて、
3D-2D の同軸ケーブルを通して、おしまいです。
特性です。
測定機の入力を 1mW とすると、
100W の送信機なら 50dB(1/1000000)減衰させる必要があります。
20dB のカプラーだと、あと 30dB はアッテネータを使って減衰させないといけません。
(この例では、アッテネータの耐圧は1W 以上のものが必要です。)
50dB のカプラーを作る。
20dB のカプラーって意外に使えないんですよね。
送信パワーが1W でも 1mW にするためには 30dB 減衰させる必要があるので、
さらに 10dB のアッテネータが必要になるし。
しかもこのアッテネータ、ネットで検索してみると分かるけど、結構お高いんですよ。
だったら、もっと大きく減衰させられるカプラーを作っちゃえ、ということで作ったのが・・・
この 50dB のカプラーというわけです。
ホントは 40dB のカプラーを作るはずが・・・特性取ったら 50dB でした。。。
特性です。(ソフトの設定は正しいと思うけど・・・50dB なんだよね。)
回路は JA6AQO OM のものを、
そのまんま、まるっとコピーさせていただきました。(深謝!)
両面基板を使ったランド方式による配線です。
裏側です。ピンボケだね。
ケースは LEAD P-5 です。
0.1mm の銅板を使ってアースを取ってます。
基板をケースに入れて、銅板とハンダで接続します。
横から。
ケースに蓋して終了です。
20dB と 50dB のカプラーを並べてみました。
ということで、50dB のカプラーのおかげで、
100W のパワーだって、このカプラーひとつで測定できるようになりました。Hi