JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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中華製の「半導体テスター」と「水晶発振子周波数カウンタ」を試してみた

正直なところ、中華製の電子機器はあまり積極的に使いたくはないのですが。。。
なんといっても 安い ので、つい手を出してしまいます。

ということで、格安パーツと一緒に注文していた 「半導体テスター」 と 「水晶発振子周波数カウンタ」 が到着しました。さっそく使ってみたので、簡単に紹介していきます。

 

 

半導体テスター

このテスターは、9V の 006P 電池を電源として動作します。
測定できるのは、トランジスタ・FET・ダイオードなどの半導体はもちろん、コンデンサの静電容量や ESR(等価直列抵抗)、抵抗値まで幅広いです。

特に驚いたのが、この価格で電解コンデンサの ESR まで測定できること。ESRは電解コンデンサの劣化具合を判断するのに役立つので、テスターにこの機能があると便利です。

また、4 行表示の LCD が搭載されているため、測定結果が詳しく表示されます。端子の接続位置や部品の極性も図で表示されるので、視認性はかなり良いと感じました。

キットではなく完成品なので、組み立てる必要はありません。
ただし、スペーサ(足)と電池(006P)を取り付ける作業は自分で行います。 

 

水晶発振子周波数カウンタ(キット) 

この周波数カウンタは、最大 50MHz の水晶発振子まで測定できます。
電源は USB の 5V または 9V の 006P 電池に対応しており、15 秒間無操作だと自動でディスプレイ表示がオフになる省電力機能付きです。

 

同梱されているパーツはこれだけ。
組み立て自体はシンプルで、ハンダ付けの経験があれば 1時間もあれば完成できます。 

 

取扱説明書は付属していません。
とはいえ、基板に部品の取り付け位置がプリントされているので、その通りにハンダ付けすれば問題なく完成します。

 

キットに付属している 半導体(トランジスタなど) は、不良品が混じっていることがあるので、ハンダ付け前に 半導体テスターでチェック するのがおすすめです。

 

今回のキットでは、ピンソケットの端が割れていたので、手持ちの新品と交換しました。

連続したピンソケットから 必要な数だけカットする時は、カッターを使って慎重に切る必要があります。このあたりの品質は "中華クオリティ" という感じですね。

 

あとは スペーサ(足)と電池を取り付ければ完成 です。

動作確認のために、手持ちの 16MHz の水晶発振子 を測定してみましたが・・・
まぁ、こんなもんでしょう。

まとめ

今回試した「半導体テスター」と「水晶発振子周波数カウンタ」は、どちらも低価格ながら十分に使える印象でした。

特に半導体テスターは、ESR 測定ができる点や視認性の良い LCD 表示が便利なので、電子工作や修理に役立ちそうです。

一方の周波数カウンタは、組み立てが簡単で機能的にも必要十分。ただし、付属パーツの品質には注意が必要です。

格安電子機器は品質のバラつきがあるものの、価格を考えれば十分実用的ですね。

以上、簡単なレビューでした!