最近、7メガの和文交信をワッチしていて感じたこと。
どれだけの人が、自分が送信するモールスをチェックしているのでしょうか。
先週の休日だったと思います。
いつも通りに7メガの和文交信をワッチしていました。
「Oh!符号と符号がひとつにつながっている(俗にいう、納豆符号)」
「キーはバグキーだね」
という、符号と符号がホントひとつにつながっている、和文モールスを見つけました。
わたしはこの手のクセの強いモールスが大好きなマニアなので
「こんな凄い符号はそう簡単にはお耳にできないぞ」
「今日はいい拾いものをした」
とばかりに、受信解読にも俄然力が入りましたが、100 パーセントのコピーはならず。。。
和文の交信といっても、その内容は一般的な会話です。
多少の聞きもらしや、判別不能な符号があったとしても、前後の文字から言葉は連想できるもの。
こういったつながった符号の場合は、頭の中で文章にする時に分解や判別の作業が伴うため、それなりの集中力が必要で、とっても疲れてしまいます。
わたしはこのつながった符号で交信している局を、ただ傍らでワッチしているだけでしたが、交信相手の疲労度たるや、相当なものだったに違いありません。
このようなひとつにつながったモールスを送信する人って意外かもしれませんがベテランが多いんですよ。
おそらく慣れからくるのでしょうね。
少しの意識で綺麗な符号が送信できるというのに・・・とても残念なことです。
電信を覚えたばかりの電信初学者って、こういったつながった符号は叩かないですよ。
1文字1文字を丁寧に送信しようとするので、むしろ符号と符号が離れることはあっても、ひとつにつながることは少ないのです。
一般的に初心者の送信する符号は聞きやすいものなんですよ。
電信を楽しんでいる多くは、わたしのような偏ったマニアではないので、交信相手に聞きやすい綺麗なモールスを求めるのは当然なことでしょう。
ひとつにつながったモールスは、符号の判読も難しく会話が成立しないので、早々に「73・・・」となるだけなのですが。
相手のことを考えながら送信してくるハムの叩くモールスは、掛け合いも上手でリズム感もあり、聞いている方も気持ちいがいいものです。
わたしも交信相手に綺麗な符号で送信できる、そんな技量を持ちたいと精進しているのですが。。。
まだまだ修行半ばの半人前です。
今回、激しくひとつにつながったモールスを受信して、
- 「100 パーセント受信したい」
- 「自分の送信する符号は大丈夫なのか」
という、2つの思いが湧き起こりました。
過去にこのブログで、
送信は受信者のことを第一に考えてするものであり、送信する側の自己満足になってはいけない・・・
なんて、「身知らずの口叩き」 なことを言った覚えがありますが、今更ながら再確認です。
自分が送信するモールスが納豆符号になってないか録音してチェックする。
このくらいの点検行為は習慣づける必要がありそうです。
あらためて、「人のふり見て我がふり直せ」ということで、
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自分が送信する符号は時々チェックする
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送信時は常に意識して、符号と符号の間隔を適切に空ける
この2点をモールス送信時の重要な心構えとし、励行することを決意した、そんな今日この頃です。