モールスを短期間で覚えたい」という 3アマ受験者は多いと思います。
モールスを覚えるためには環境や時間もそれなりに必要で、その覚え方も重要です。
私はこれまでに、このブログで「聞き続けること」を連呼してきました。
そして、これは今でも変わりません。
とはいっても、せっかくの CW 好きがやっているブログです。
今日はもう少し整理して書いてみたいと思います。
集中できる環境が必要
モールスを覚えるためには、とにかく集中して聞き込む時間が必要です。
1日のうちで 10 分でもいいから集中できる時間を見つけて練習することです。
それこそトイレや風呂の中でも、防水付きのプレイヤーを使うなど工夫すれば、モールスを聞き込むための時間は確保できると思います。
まとまった時間の確保が難しい場合でも、とにかく何分でもいいから集中して練習できる時間を作る。
この時間を作ること。
これがモールス上達へのはじめの一歩です。
相談できるローカル局がいると良い
モールスなんて覚えなくても、楽しくマイクは握れると・・・ついつい練習を怠けがち。
まあ、これも趣味のことだし仕方ありません。
こんな時に一緒にモールス練習に励んでくれるローカルさんがいると強い味方になってくれます。
特に行き詰った時は、ローカルさんの存在は重要です。
受信練習のことを書いている途中なんですが、縦ぶり電鍵の話を少し。
縦振り電鍵の独学だけは避けた方がいいです。
ホントのところ、独学で覚えた方にも教わらない方がいいです。
縦振り電鍵の操作を間違った方法で覚えると、手崩れの原因にもなり、生涯にわたって縦振り電鍵が打てなくなる、そんな事になりかねません。
縦振り電鍵の操作方法だけは、プロの通信士(旧試験制度時代の)の方に、実際に電鍵を手にしながら、手取り足取り基本に忠実に教わるようにしてください。
ただし、プロの通信士がローカルにいればの話ですが。。。
なかなかそんな都合のいいことなんてありませんよね。
効率のよい覚え方はあるの?
このブログで何度も繰り返していますが、残念ながら、効率のよい覚え方なんてものはありません。
ただ聴き続けること。
これしか上達への近道はないと思います。
効率という言葉に踊らされ、
「語調法(音のリズムに合う言葉に当てはめる語呂合わせ)」
この方法でお手軽に・・・
いやいや、この方法だけは絶対にダメです。
この方法で覚えると、必ず後の実戦で苦労することになります。
後々、「語調法」のフレーズがなかなか頭から離れなくなってしまいます。
モールスは、「語調法」じゃなく「音感法」で覚えるべきです。
アマチュア無線の入門教室や雑誌記事等で、時々、この「語調法」によるモールスの覚え方が紹介されていることがあります。
どうして「語調法」のような実践に向かない方法を、入門者に対して教示しているのか、私にはさっぱり分かりません。
- 将来に渡ってモールスは必要ない
- 上位の資格に合格するだけで満足である
など・・・なにか特別な理由でもあるのでしょうか。
この「語調法」は、これから CW で交信しようとする人に対して勧めるものでは決してありません。
モールス符号は短期間で覚えましょう
モールス符号は一気に覚えてしまいましょう。
欧文なら数日で覚えてしまいます。
一気に覚えて、後はひたすら聞いて耳で覚えるのです。
実際に音を聞くことがムリなら、単語カードを使う方法もあります。
単語カードの表に文字、裏に符号を書いて覚えていきます。
単語カードの注意点は、覚える文字のモールスを見て、短点、長点の形でイメージしないこと。
文字を見たらそのモールスを音にして「トツーツーツー」というように唱えるのです。
声を出すことが難しい環境なら、心の中で唱えます。
例えば「 J」ですが、
「・ーーー」と、短点と長点をイメージするのではなく、
「トツーツーツー」と、声に出してそのモールスを唱えるのです。
イメージでなく、唱えることが重要です。
終わりに
モールスをマスターすると、絶対にハムの世界は広がります。
短点と長点の組み合わせだけで会話できるなんて・・・
素敵だと思いませんか。
ワクワクしませんか。
欧文を第一歩にして、そのまま和文まで・・・突き進んでください。
心よりお待ちしています。