関ハム(JG3MVG 井上 OM)のブースで、拙作の Learning Morse を紹介していただきました。
ありがとうございます。
井上 OMは、初心者ハムへの CW 普及活動にとっても熱心で、ハムシンポジウムや関ハムなどのブースを通じて、CW 通信の楽しさを伝えるという活動に意欲的に励んでおられます。
その活動の中で使うモールス練習ソフトとして、この Learning Morse を選定していただきました。
Learning Morse には過剰な機能は盛り込んでません。
聞くことだけに専念できるシンプルな作りになっています。
download: LearningMorse_v.0.6.zip
本日は、井上 OM が作成しブースで配布した「電信入門」ちらしを転載させていただきました。
(転載了承済み)
関ハムという大きなイベントのブースで紹介していただいたことが、嬉しくなり・・・
こうしてブログの記事にさせていただきました。
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私もモールスは単語カードを使って覚えたクチです。
そしてこの「電信入門」のチラシに書かれている練習方法に全面的に賛同しています。
で、私の場合もおそらくは皆さんと同じで、単語カードの表側に文字を書き、裏側にモールス符号を書くという、ごくごく普通の、代り映えのしないやり方。
それで覚えるコツも、ちらしに書かれていることとまぁ一緒で。
やっぱりモールスは声に出して唱えることが重要かなと。
たとえば、「・-」なら、「ト・ツー」と、声に出しながら「A」と覚えていくのです。
短点・長点が書かれたイメージだけで文字を言い当てることだけは絶対に避けた方がいいですね。
そして声に出すときは、リズムカルに、短点と長点が1:3になるように、きちんと意識しながら唱えることも忘れないように。
最初にやるこの練習。
後々の縦ぶれ電鍵やバグキーの送信操作(巧さ)に効いてきますから・・・
はじめて送信練習する時、私には「最初は電鍵やパドルに触らない方がいい」という持論があって、この考えは昔から一貫しています。
モールスを上手に声に出せるようになってから、電鍵やパドルに触ればいいのです。
とくに電鍵操作ではその唱えのまま伝わるので、この「唱え練習」は絶対に効果があると・・・
モールス練習では、常に「トンツー(音)」を意識すること!
単語カードを使って「まぁなんとかいけそう」と自信が付いたところで、今度は実際にモールスを音で聞いて耳を慣らしていくのです。
で、この「実際にモールスを聞く」という場面で Learning Morse は活用できると思います。
ということで、単語カードは早く卒業して・・・
実際のモールスを聞いて聞いて、聞きまくる。これが上達への秘訣となるでしょう。
モールスは「聞く」以外に上達する方法なんてありませんから。
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私も一番最初は単語カードからでしたが、昔から現今も相も変わらずに、文字を見たら心の中でモールスを唱えることだけはやっています。
今となってはもうどうにもならない・・・そんなクセが染みついてしまったようです。。。
朝夕の電車で中吊り広告を見ては心の中でモールスを唱えたりしている自分に、ホント嫌気がさしちゃいます。
(車中の中吊り広告は和文の練習には最適です。漢字も適度に入った短文なので、とくに和文の暗記送信の練習には最適な素材なのです。)
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まぁ、巷にはさまざまな練習方法が考案されているようですが、やっぱりモールスに近道はなくて、普通に音を聞いて覚えていくのがイチバン。
そして、Learning Morse から次のステップとして。
cw mania でコールサインを確実に聞き取るための実践的な練習をお勧めします。
最後にもう一度。関ハム、お疲れさまでした!