JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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D-STAR って、どうなんですか?

IC-9700 の D-STAR モニタ機能のアップデートが公開された当日、私は一度だけ他人様の会話をモニタしました。

しかしその後、どれだけモニタ機能をセットしても、再び会話をモニタすることはありません。

「どうせ誰の声も聞こえないだろう」と、D-STAR なんてドブにでも捨ててしまえと思いながらも、それでも「もしかしたら誰かの優しい声が聞こえるかも」という期待も捨てきれず、ついついモニタ機能をオンにはしてみるも、結果はいつも何も聞こえません。

もうこうなると、「本当に D-STAR を使っている人っているの?」と疑問に思います。

それなら、自分が CQ を出せばいいんじゃないかというところですが、まずはしっかりと D-STAR の運用状況を見極めて・・・その実態を把握してから電波を出したいと思っていて。何より、ワッチというハムの基本行為が好きなもんですから。。。


全国の各地域に設置されているリピータ、考えてみればこれってネットがない時代からその運用方法は変わっておらず、D-STAR はただそれにネット回線を繋いだだけの、なんも捻りがないのもイマイチで。こんな現状で、見ず知らずの知り合いでもない人と交信するために D-STAR のどこかのリピータで待機している人なんてホントにいるのかと疑問に思います。

現状の運用方法では、何百チャンネルも存在するメインチャンネルを分散して聞いているようなもので、特別な利用目的でもない限り、リピータのチャンネルに頻繁に合わせて聞いている人なんて少ないでしょう。さらに、リピータ運用は短時間の交信しかできないという制約も問題だと感じます。

とまぁ、D-STAR だろうがなんだろうが、メインチャンネルはゼッタイに一つに絞るべきだと私は考えます。せっかくネット経由で全国の人と簡単に繋がられるのに、こう分散していちゃ、誰も聞いてないのと同じですよ。

もし IC-9700 が地元のリピータチャンネルと 430 メガのメインチャンネルの同時受信が可能であれば、もう少しはアクティビティもアップすると思うんだけど・・・D-STAR の普及を本気で考えるなら、少なくとも D-STAR と FM の同時受信くらいは可能なスペックにする必要があります。そうでなければ、D-STAR は利用者を失い、次第に忘れ去られてしまうだけです。



ということで、ハムの成長と進歩のために、私からの強い提案です。

D-STAR と FM の同時受信機能を IC-9700 に実装してください。それと、一つのメインチャンネルと充分な数のモニタ可能なサブチャンネルを実装したサーバを整備してください。これで、交信可能なユーザーも探しやすくなり、ハムの活性化に繋がると確信しています。

全国のハムと「メリット5の綺麗な音」で、ゆっくり、じっくり、ムセンの話がしたいのです。