JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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ローパスフィルタ(LPF)の製作 ③

先日からの続きです。
上手くいった方の7メガ LPF を挿入して、スプリアスを測定してみました。

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QCX 単体の測定 (-50dB 減衰させて、スペアナへ入力)

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2倍の14メガで 50dBc のスプリアスが見えます。
この状態で LPF を挿入すると、これらのスプリアスはすべて消滅しました。 

QCX + 中華リニアアンプ (-60dB 減衰させて、スペアナへ入力)

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before 

QCX + 中華リニアアンプ + LPF(-60dB 減衰させて、スペアナへ入力)

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after

11倍の 77MHz で 40dBc もあるとは・・・
この、中華リニアアンプ。
まだまだダメダメで、まったく使えませんね。

前回の NG な LPF で測定した before、after の after の測定画像ですが、今回の測定で誤りがあったことが分かりました。確かに、あんなにスパッとスプリアスが消えるのは変だなとは思ってはいたんですが。。。あの時、LPF から煙が出てきたので急遽測定を止めたんですが、多分そのタイミングでキャプチャした、LPF のコンデンサが壊れた瞬間の画像だったのかもしれません。ということで、前回の記事中の画像は正しくはありませんが、NG な一連の経緯も備忘録として残しておきたいと思い、このまま画像を消去せず残すことにしました。

ということで、さらにもうひとつ、同じ7メガの LPF を作って2段構えにしてやろうかと思います。 
さすがに2段にしたら、この嫌なスプリアスも消えてくれるでしょう。