ADX の姉妹無線機の uSDX の LPF を流用して送信出力を測定してみました。
終段の MOSFET BS170 の取り付け
まずは、最後に取り付けることにしていた終段の MOSFET BS170 3個をハンダ付けします。
最近の半導体状況を鑑みて、ここはしっかりチェックしておきます。
ちなみに、BS170 のピン配置は、1pin → D、2pin → G、3pin → S になっているものが本基板では正解となります。(ピンの配置が違うものが出回っているようです。)
これで送受信共に完成となります。
基板でできたケースの取り付け。
底面には、いつものゴム足を4個取り付けました。
表面です。
イイ感じです。
送信出力の測定
ADX で推奨している LPF 製作前に uSDX の LPF を使ってパワーを測定してみました。
uSDX の 7MHz LPF を ADX に流用します。
(以下参考)
流用に際にしてなんか気になったので、uSDX と ADX の LPF(7MHz)の特性を LTspice でシミュレーションしてみました。(無線機側のインピーダンスは、MOSFET の負荷インピーダンスの約 12.5Ω としています。)
ADX はノッチのようなレゾナンスが設定されていて、2倍の高調波に効き目がありそうです。
近日中に ADX の LPF を作ってスプリアスを測定してみます。
ADX + 終端型電力計で測定
DC12V → 2.5W(RX:0.08A、TX:0.5A)
ほぼ、uSDX と同じような出力です。
ADX + RK-SWR で測定
RK-SWR でも測定してみました。
DC12V → 2.55W
uSDX、ADX の仲間の FRANKENMETER で測定するのを失念してしまいました。
まぁ uSDX と同じだとは思いますけどね。
それと LTspice のシミュレーション結果を見ると ADX の LPF の方が性能がよさそうなので、作る気力が出てきました。