JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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Audacity でモールス音源の速度を変更する

このブログで公開しているモールス音源ですが。

以前紹介した Audacity というソフトウェアで、自由に速度が変えられるのはご存知でしょうか?


最近になって、「もう少し遅いモールスもアップして欲しい」という声もあったりするので・・・
6年前の記事ですが、再掲させていただきました。

初紹介からもう6年も経ってるので、Audacity の公式サイトの構成も変わってたりするので、あらためてダウンロード先と起動時のキャプチャ画像を掲載したので、参考にしてください。

https://www.audacityteam.org/


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↓  Windows の場合

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開発者はドネーションを求めております。

この Audacity は、モールス愛好家にとってはとっても便利なソフトウェアです。
もし、試用して引き続き使ってみたいというなら、寄付で協力するのもいいと思います。

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起動画面です。

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  1. 音源ファイルを Audacity にドラッグ・アンド・ドロップ
  2. Ctrl+A 又は「選択」ボタンで、全選択
  3. 上部のメニューから、「エフェクト」→「変更:テンポの変更」を選択

この画面では Percent Change の値を -10 に変更したので、これで 10% 遅い速度で再生されます。

ただし、この「テンポの変更」は、± 20% がいいところで、これ以上になると、特に元のサンプリング周波数が低かったりすると微妙にぎこちなくなってしまうので、その点はご承知おきください。

まぁ、この Audacity はサウンドに関する様々な機能が揃っているので、調整することでキレイな音色にできると思うので、いろいろ触ってみるのもオモシロイでしょう。

たとえば、モールス音源にノイズを加えて耳を鍛えるとか。。。

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ノイズ用のトラックを作ってモールス音源と一緒に再生することもできます。

新たなトラックは、「トラック」→「新しく追加」で作成できますが、音源と同じ時間にするなら複製の方が簡単かもしれません。

ノイズはメニュー「ジェネレータ」の中にあり、3種類のノイズから選択できます。
この画面では 0.1、10% の大きさのノイズを加えています。

まぁ、いろんなことができますね。

■ ■ ■

 

ということで・・・

パソコンで作ったモールス音源や、実際の交信で録音したモールス音源など・・・
今どきは、サウンド編集ソフトで、こんなにも簡単にピッチを変えずに速度が変えられるんです。

ホント、いい時代ですよね。

昔はといえば、カセットテープに録音したモールスを早送りして聞いてたなぁ。
速度が変わるとピッチも変わっちゃうんで、結構苦労しながらモールス聞いてたっけ。。。

MP3 なモールス音源、速度が速すぎて練習にならない・・・
逆に、遅すぎて十分に楽しめない・・・

と、お困りの貴方。
今回再紹介した Audacity ならそんなモールス好きなハムの要望にもしっかり応えてくれると思います。
是非とも一度お試しあれ!