アマチュア無線の世界は、時代とともに進化してきましたね。
昔の無線機の取扱説明書には、当たり前のようにその無線機の回路図が添付されていました。そして、新しい無線機を手に入れたら、まず最初にやることといえば、その添付されている回路図を持って、青焼き機のあるコピー屋さんへ向かうことでした。確か、1枚200円くらいだった気がします。
あの頃は、コピーを取るなんてちょっと贅沢な行為だったので、簡単にはできなかったんですよ。でも、それでも無線機好きだったもので、何枚もコピーを取ったかな。
赤鉛筆片手に、
「電波が入るとこの回路を通って・・・そんでここ通って・・・」って・・・。
青焼きした紙がいろんな色でぐちゃぐちゃになるまで、無線ごっごして遊んだっけ。
という昔話はおいといて。
今は残念なことに、無線機買っても回路図は付いてこなくなりました。
でも、ネットでググればね。
それこそ、もう、どんな無線機のサービスマニュアルでも簡単に手に入るんで。
逆に、今の方がイイ時代かも。
しかも PDF でアップされてたりするので、マニュアルを保管するのも、回路図に落書きするのも超簡単になりました。Hi
こういうウェブサイトもあったりするので、いろんな無線機の回路図を見てみたいという方は、是非ともドネーションしてください。
で、回路図の信号の流れを追ったりするのに、わたしは iPad と Apple Pencil、そして GoodNotes 5 というアプリを使ってるんですよ。
この組み合わせが、今のところ最強じゃないかな。
(タッチペンの購入をお考えなら、絶対にApple 純正がお勧めです。安いからと他のタッチペンの購入は「安物買いの銭失い」になるので注意してください。過去、わたしは何本か買って速攻でごみ箱に捨ててます。)
回路図をピンチイン、ピンチアウトして、簡単にメモが書き込める・・・もう、最高に便利です。
■ ■ ■
~ わたしの HF のメイン機、YAESU FT-950 のサービスマニュアルから ~
マニュアルによれば、200 以上のサービス・コマンドが存在してることが分かります。
ほぼすべての無線機のパラメータがコマンドで変更できるって・・・ホント、凄くないですか?
定数変えるのに、半田ごて使ってパーツ交換することないって、やっぱ今の無線機は最高ですね。
【サービス・コマンド入力への移行方法】
[1.8 1]、[1.8 2]、 [1.8 3] の、3つのボタンを同時に押しながら電源を投入します。
あとは、ユーザ・コマンドと同じ方法で調整することができます。
まぁ基本的にはこのサービス・コマンドで調整するようなことはないと思いますが、コマンドだけで各種の設定値を変更できるのは、ある意味オモシロイと思います。
「ここをこう変更すると、こうなるのか・・・」
と、回路図眺めながらパラメータを変更してみるのも、昔のハムっぽくていいんじゃないでしょうか。
ただし、このサービスマニュアルに載ってることのすべてはメーカさんがやることなので、個人で触るのは自己責任ということで、くれぐれもご留意ください。