JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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【情報 TNX】古い無線機のレストア

長年の親友である JH7VHA 柴田さんから、TRIO 820 のレストア写真を送っていただいたので、勝手に転載させていただきました。

以下、JH7VHA 柴田さんから頂いた写真です。

写真は R-820 で、レストア中です。R-820 の SSB フィルター(YG-88SW) を TS-820 に、TS-820 の SSB フィルター(YG-88S) を R-820 にコンバートしました。









今時の無線機は手の付けようがないと、いう方もいらっしゃしますが、そんなことはありません。確かにメイン基板の DSP とかはムリかもしれませんが、使いやすいようにカスタムすることは可能です。私の場合、IC-7300 を使用した際に、送信のたびに FAN が回り、その音が結構ストレスになったものですから FAN 回路に温度センサースイッチを付けて、50℃以上で FAN が回るようにカスタムしました。すぐに純正に戻せるように、FAN ASSY を GET しておくことがおすすめです。
その他、ツマミ類のカスタム、ACC 端子を利用した、独自制御等、オーナーの趣味にあわせてカスタマイズすることは、楽しいですよ。


アマチュア無線を楽しむ上で、我が家の環境ではアンテナや送信パワーに制限があるため、本格的な DX を追い求めるのは難しい状況です。そのため、ハムの楽しみとして古い無線機のレストアに挑戦してみるのも一つの方法だと思います。

現在、私は TS-520 を2台、FT-101、FL-2100B などを所有しています。しかし、手を付けたいと思っても、今の環境では十分な作業スペースが確保できず、これらの機器は保管状態となっています。古い無線機のレストア作業は、機器を開いたままで数日間机の上に置いて作業を続けることが必要になるため、私の持っている一つの机では難しいのです。

理想を言うと、専用の作業部屋や、少なくとも2つの工作用の机、作業台、測定器類を並べるラック、3D プリンタや CNC フライスを使いたい時にすぐに使用できる環境、そしてボール盤などがあるといいですね。

こんな充実した環境を手に入れるには、田舎に移住するのが一番かもしれません。田舎なら、鉄塔の設置も可能で、本格的な DX にも挑戦できるでしょう。これは、人によっては小さなことかもしれませんが、私にとっては大きな夢なのです。

とりあえず現状では、私は一つの机だけで工作や半田付けなどを行っておりますが、無線機のレストアだけはできそうではありません。まぁせめて、無線機を分解したまま何日も放置できるスペースだけでも持てたらと思っています。


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部品の入手性について

古い無線機を使用している方は、部品の入手に苦労することがあるかもしれませんね。部品の確保はとても重要ですが、もし古い部品が手に入らない場合、新しい部品での代用を検討することが考えられます。

必要な資料の入手方法

無線機のレストアを考える前に、分解の手順を確認するため、取扱説明書や回路図、そしてメンテナンスマニュアルなどの資料が必要です。幸い、大抵の無線機のマニュアルなどは、以下の記事内の URL から入手可能です。



ハムの楽しみは無尽蔵にあると思いますが、中でも和文電信や、古い無線機のレストアをしながら回路図を追って考えるのは、特に心から楽しめる部分ではないでしょうか。これは私の個人的な意見ですが、皆さんはどうお感じでしょうか?