JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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【情報 TNX】TRIO TS-311 を落札しました

友人である JH7VHA の柴田さんから届いた情報です。
これまでにも何度かレポートを寄せていただいているので、今回から「JH7VHA」でタグをつけさせていただきました。いつもありがとうございます。

JH7VHA 柴田さんからの情報

ヤフオクで「TRIO TS-311」をゲットしたので、紹介します。
この無線機は知りませんでした。1971年発売だから、まだHAMを知らない頃のトランシーバーです。

                           

ヤフオクで落札した TS-311
ガンメタのパネルにアナログダイヤルと針メーター。
写真を見た瞬間一目惚れです。


前面パネルは初期型がシルバーで、これは後期型のブロンズタイプ。
昔、TS-510 を使用したことがありましたが、その時の音とそっくりです。
送信出力は 10W 専用機ですが 20W 近く出ています。


真空管とトランジスタのハイブリットですが、発熱がはんぱありません。
ダミーロードよりも、本体のケースのほうが、熱くなります。



上ケースを外すと電源とスピーカーが内蔵されているところが、気に入った理由の1つです。
TS-510 など、この頃のトランシーバーは電源とスピーカーは別筐体でした。
(回路がシンプルで10W専用機のため電源一体化が可能だったのでしょうね)
オプションのマーカーが実装されていました(ラッキー)


下側です。
空中配線なので、分かりやすいです。


1971 年発売時のカタログです(全4ページ、TS-801 と共通)。
ワールド 311(スリーイレブン)というキャッチコピーです。
当時のアマチュア無線機としては、画期的なことでは?
初心者用に、できるだけ低価格にするために、いろいろ企業努力されています。
77,000 円、消費税はこの時代ありませんでした。
トリオ・ハムローン、24ケ月で、月々 2.500 円です。 
(高度成長期で、給料がどんどん上がった時代です)
「ハイクロホーン(マイクロフォン?)」ミスプリのまま世にでています。
コストダウンのために、訂正しなかったのかなー?
ファイナルには、プレートバリコンのみで、ロードバリコンがありません。
バンドスイッチで固定コンデンサーを切り替えています。
青色ランプが最も明るくなった時がチューニング完了(最大出力)です。
「ネオ・ロード・チューニング方式」と言うそうです。 
中和回路も有りません。
CWフィルター・トーンモニターもありません。VOXがオプションです。
「受信部はコリンズタイプで、感度バツグン」と書かれています。
カタログの登場人物は全て外国人?


トリセツには、アンテナ・カップラーの作り方が記載されています。

新スプリアスよりも、SDGs です。
このトランシーバーで無線局の免許をもらえないか、頑張ってみたいです。


■ ■ ■

アマチュア無線機の TS-311 は、その古さにもかかわらず、多くのハムに愛された機種です。私が小学生高学年の頃にお邪魔した近所の OM のシャックに鎮座していたのもこの無線機でした。

シンプルな操作性と堅牢な構造が特徴で、特にアナログの操作感にこだわりを持つハムには、デジタル機器にはない魅力を感じるはずです。

TS-311 は、その耐久性においても評価が高く、長年にわたり安定した性能を維持しており、修理やカスタマイズが比較的容易なため、今でもヤフオクでは人気の高い無線機です。アマチュア無線の世界では「永遠の定番」とも評されることもあるようです。

JH7VHA 柴田さん、引き続きのレポートを楽しみにしています。