JH1LHVの雑記帳

和文電信好きなアマチュア無線家の雑記帳

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CQ誌

CQ 誌。
再開局したばかりの頃は毎月購入していた CQ 誌も、最近ではトンとご無沙汰です。

何時からかな。
買った日に全ページめくって、そのあと一度もめくることが無くなったのは。

一度読み終えて一旦積んじゃうと、後で気になる記事を思い出しても探すのが面倒になっちゃって、
「ネットで似たような記事探すからいいや・・・」
と、CQ 誌が積まれた山から記事を見つけることをあきらめてしまいます。

というような事情も重なったりと、
最近ではもっぱら市の図書館に足を運んだ時に数か月分まとめて読んでる有様で、
近頃のハムのホットな話題についていけてない状況にあります。

このまま CQ 誌が仕掛ける新たな話題についていけないのも困りものなので、
できればかさばらない電子データ(PDF)で発行なんかしてくれたら有難いなぁ〜って。 

CQ 誌が電子データでダウンロードできれば記事検索も簡単になるし活用の幅も広がるので、
ダウンロード代が書籍と同じ価格であっても躊躇せずに購入すると思います。

実は私、昔は CQ 誌コレクターだったんですよ。

秋葉原なら発売日の一日前に購入できたので、東京に住んでた時は必ずアキバまで足を運んでました。
それほどまでの CQ 誌ファンでした。(・・・って過去形かよ。。。)

昭和の 50 年代の話に遡りますが、当時は定期的に神田の古本屋巡りをしたり、OM さん宅にお邪魔しては古い CQ 誌を恵んでもらったり・・・コレクションを埋めることに必死で、結構苦労して集めました。
その甲斐(?)あってか、生家の物置には CQ 誌なら 1965 年位から 1985 年頃までと、 HJ なら No.1 から最終号まで全て保管してあります。

で、CQ 誌ですが、私としては 1960 年代の後半から 1970 年代の前半までが一番好きかな。
この頃に掲載されている技術記事はどれもが絶品でホント素晴らしく、筆者の面々も超 OM ばかりで、今思い返しても震えが来るほど洗練されてました。
当時、見習いハム青年でしたが、何度も何度も貪るように読みふけった、そんな記憶が蘇ります。

無線技術は枯れた技術なのでその理屈は何年経過しても色あせることはないので、当時の CQ 誌の記事は今でも資料としての価値は十分に高く、ハム界の貴重な財産であると思っています。

この時代の CQ 誌。
CQ 出版社で PDF 版として完全復刻しては貰えないものでしょうか。
60 年から 70 年代ものなら多少高くても絶対に購入するし、欲しいという方も大勢いると思います。

でも、古い CQ 誌ってもう出版社にはないですよね。
それは分かってるんですが・・・そこをなんとか出版社の力で実現できないものでしょうか。
是非とも、復刻版の発行計画のご検討をお願いします!

ところで CQ 誌の創刊号から最新号まで全てをコンプリートすると、
2013 年 2 月号が創刊 800 号ということなので、今月号で 860 冊ということになります。

これを全て並べると、1冊の厚さを2cm(古い CQ 誌は厚かったので平均2cmとして計算)とすると、
その長さは約 17 mとなり、幅1mで5段の書棚に収めると3架は必要になります。

古くからアクティブに活躍されている OM さんの中には最新号までコンプリートしているという猛者もきっと居られるんでしょうね。
一度はそんなコンプリート書棚を見てみたいなぁ~。さぞかし壮観でしょうね。
それに比べたら私なんて 20 年分あるかないかですから。資料としてもショボいものです。。。

で、生家に保管している CQ 誌なんですが。
昨年生家の物置に無造作に重ねられた段ボール箱を覗いてみたら保管状態が余りよろしくなくて(生家にとってはゴミ段ボールが何箱もあるようなものなので)その中から何冊か取り出してパラパラめくって見たら、紙面は相当黄ばんでるし、紙質自体の傷みも激しくて・・・何時までもこのままじゃダメだなぁ~って。

裁断しちゃうのは勿体ないけど、次に単身赴任でどっか行った時にでも、時間はたっぷりあると思うから、生家にある CQ 誌を全部赴任先に送って電子データの PDF にでもしてしまおうかと考えたりしています。

私もいつまでも若いわけじゃないし、生家にゴミみたいな段ボール箱をいつまでも置いとくわけにもいかないし、そろそろ潮時じゃないかと。
電子データにして手元に置いておいた方が何時でも読めるし、その方が CQ 誌にとっても幸せだと思うしね。

とまぁ、CQ 誌には色々と思うところはあるのですが・・・

しかし、今の今まで生家にある古い CQ 誌、処分されずに保管されていてホント良かったです。
今の時代だからこそ・・・自分でスキャンして電子データにできるし。
テクノロジーの進化に感謝します。